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○四六連隊 ヴァルキュリア戦記  (仮名)

作者:山城ノ守
 21XX年、人類は地球の限界と噂された百億人を優に超え、百二十億人に届こうかという頃。かつてはSF小説の話しであった宇宙移民計画が本格化し、その第一歩を踏みしめようとしていた。月面都市開発の前段階として月面基地が造られ、数千単位の政府や軍関係者が宇宙に滞在できる程度の技術を手にした時代。

 世界は過度に増えすぎた人口と自動化された社会構造で多くの者が浮浪者と化し、格差は深刻なものとなり、食料は片や飽食で無意味な廃棄がある一方、片や飢えに苦しむ者達が先進国でも現れ始めた。
 しかし、政治は合理的で効率的且つ、平等公平な再分配の方法を模索することが間に合わず、市民からの突き上げに苦しんでいた。
 国々は人々の様々な不満と対立を外へと掃出し、公平感ある再分配の方法として、富裕者には安全と名誉、貧者には職と食を与える最終的手段として戦争を考慮するまでになる。

 そして、起こる第三次世界大戦。人類は己の愚かさを再び思い出すまでに人口の二割余りを支払う事となった。
 世界は混乱し、荒廃しながらもようやく平和が訪れようとした時、とある機関で開発されていた生物兵器が暴走、人類は新たなる悪夢に突き落とされる事となる。
 虫型の生物兵器は単純に『蟲』と呼ばれ、醜い見た目に加え、強靭な外骨格、繁殖力等によって人類を苦しめ絶望させるのは容易い事であった。

 これに対し人類は残存戦力を結集。長年の戦争で麻痺した神経が幸いし、人道さえも度外視した抵抗によりどうにか侵食を食い止め、人類と『蟲』とは均衡を保つところまでたどり着いた。だが民衆、人々の疲弊は限界で精神も摩耗し、人類の劣勢は続いていた。
 人類は技術者を集めて研究を重ねた。そして、永久凍土の大国、世界一の合衆国、極東の島国の技術者が粋を集めて知恵を絞り、ついに最新兵器を開発した。
 堅い外郭を打ち抜ける重武装、戦車では持ち得ない広い視野、素早く飛び廻る動きに対応する速度と小回りを可能とした人間装備型新兵器『ヴァルキュリーアーマ』である。

 人類はこのパワードスーツを装備した少女たちによって世界に分布してしまった『蟲』を駆逐し、人類の復興を目指して日夜戦う日々が始まったのである。
プロローグ
2020/01/01 02:15
第二話
2020/01/01 13:08
第三話
2020/01/01 14:02
第四話
2020/01/01 18:10
第五話
2020/01/01 19:06
第六話
2020/01/02 14:14
第七話
2020/01/02 19:03
第八話
2020/01/03 16:36
第九話
2020/01/03 22:26
第十話
2020/01/04 19:12
第十一話
2020/01/04 21:05
第十二話
2020/01/05 13:18
第十三話
2020/01/05 23:05
第十四話
2020/01/06 17:15
第十五話
2020/01/06 21:28
第十六話
2020/01/06 23:12
第十七話
2020/01/07 20:30
第十八話
2020/01/07 22:00
第十九話
2020/01/08 21:00
第二十話
2020/01/08 23:00
二十一話
2020/01/09 07:00
第二十二話
2020/01/09 12:00
第二十三話
2020/01/09 16:00
第二十四話
2020/01/09 21:00
第二十五話
2020/01/10 11:00
第二十六話
2020/01/10 14:00
第二十七話
2020/01/10 20:00
第二十八話
2020/01/11 06:00
第二十九話
2020/01/11 11:00
第三十話
2020/01/11 19:00
第三十一話
2020/01/12 08:00
第三十二話
2020/01/12 12:00
第三十三話
2020/01/12 21:00
第三十四話
2020/01/13 17:00
第三十五話
2020/01/14 11:00
第三十六話
2020/01/15 19:00
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