若旦那ストーリー2
(織戸呉服店にて)
玄:(深呼吸)(ガラガラ)こんにちは。亜依子ちゃん、久しぶり。元気?
亜依子:あら、玄くん、お久しぶり。どうぞ、こちら入ってちょうだい
玄:お邪魔します
亜依子:玄くんのところ、新しくソフトクリーム屋さんができたんですってね
玄:うん。弟がやってるんだ
亜依子:碧くん?
玄:いや、その下の、煎が店長やってる
亜依子:煎くんが!?私たちが高校生の時、まだ小学生だったわよね!?
玄:そうだね。僕たちが高3だった時、煎はまだ4年生だったな
亜依子:私たちが帰りにケーキ屋さんにいた時、煎くんがランドセル背負って前を通ったことあったわよね
玄:あったあった!亜依子ちゃんよく覚えてるね
亜依子:懐かしいわ。あの小さかった煎くんが店長さんなんてね。
玄:今は僕よりはるかに大きいよ
亜依子:あら、そうなのね(笑)
玄:……
亜依子:……
玄:あの…、
亜依子:なあに?
玄:今度、どこか行かない?
亜依子:どこか??
玄:あ、いや…。……あ、そうだ、うちのソフトクリーム屋に今度来ない?「お茶の国」って言うんだけど
亜依子:お茶のソフトクリームね、絶対美味しいわよね。ぜひ、行かせてもらうわ
玄:うん。一緒に行こう。いつがいい?
亜依子:あ、でも私、土日は仕事で、次のお休みは木曜日なんだけど…
玄:だいじょうぶだよ。僕も木曜日、行けるよ
亜依子:本当?じゃあ次の木曜日にしましょう。わー、本当に久しぶりね。良かったわ、来てくれて
玄:こちらこそ、ありがとう。あの、えっと、…連絡先聞いてもいい?
亜依子:もちろんよ。(交換)
玄:じゃ、また来週
亜依子:楽しみにしてるわ
玄:(ガラガラ)……っしゃー!!!
この物語はフィクションです。作中に登場する人名や地名、校名、お茶やフルーツの銘柄などはすべて架空のものです。一部実在の名称と同じものも混在しますが、実在の人物や団体などとは一切関係ありません。




