132..行動と実像のコントラスト
8月10日 午前7:00 2回目、4日目
山斬は起きた。
「ウプイイイイイイ!!!!!!!!」
またか、今度はウプイが居なくなったらしい。
あれ?
何故だろうか?
ウプイには忠告した筈だ。
山斬はしっかり忠告した事を思い返す。
繰り返し思い返す度、疑問が余計に増した。
そしてウプイは、死んでしまったのだろうか?
山斬達は宿の外に出て、族長家に向かうが、皆んなは少し慣れた様子を見せる。
しかし、レイジーは不安そうにしていた。
「どうしたのですか?レイジーさん。あの族長のいつもの事じゃないの。」
「この日に当たる前回のレポート。そこに書かれてたのはね...ウプイちゃんが森の奥で死ぬという事だ。」
「昨日なんで止めなかったんですか!?」
「ごめん。レポートにしか無い事件があって、なんの前触れも無くてレポートの信頼出来なくなってたなんて言い訳だよね...」
どうやら、レイジーはレポートを信用しきっていなかったらしい。
(そういえばレイジーさんにワティフェィの行動を伝えていなかったな..)
「じ......実はワティフェィが....」
山斬は、2日目子供達を救った事。そして昨日しっかりウプイに忠告していた事を伝えた。
「えっ!?じゃあウプイちゃんは警告を聞かなかったという事かな?」
「嘘ついてるんじゃ無いでしょうね。」
「そんな事はしないですぞ!」
「トリアエズ、中二入ッテボラバンサン二話ヲ聞キマショウ。」
中に入ると、
そこにはいつものボラバン嘆きウプイバージョンに、
置き手紙は無い。ただ、
「ワンワン!ワンワン!」
メメイの声が部屋中に響いている。
まずい、あの時聞いた話と同じ状況だ。
「そんな、まさか本当にウプイちゃんが!」
「ワンワン!」
メメイはレイジー達に向かってついてきて欲しいと言っている様に聞こえる。
「レイジーさん。早く行きましょう。」
「ちょっと待って、もし仮にレポート通りだったら、ここは行動し易くする為にも僕とソフィーの2人で行くべきだ。」
それに皆んなは納得し、2人は森の奥へ向かった。




