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131.死の導く可能性

「嘘だ......誰が圭吾くんを!」

「け.....圭吾..............」

ソフィーは圭吾に近づき、首の動脈を触る。


レイジーは、「どう!?」と聞くが、ソフィーは首を横に振り、

「ダメね、死んでる。皆んな、特にそこの2人。アリバイや証言はあるかしら?犯人は多分この中に居るから。」


「え!?犯人が、この中って...ここにいる6人って事ですか?」

アプシュルノは驚いた。


「マア、動機ヲ考エルト、接触ノ多イ人達。ツマリココノ六人二ナルノデショウネ。」


「いや、誰が殺したかより、何故殺されたかだ。前回圭吾は死ななかった。...もしかしてワティフェィが殺させるような刺激を与えたというのか....」

「や、山斬くんは悪くないと思うよ!」

レイジーは山斬を宥めようとするが、山斬は至って冷静だった。


圭吾が殺されると、殺されないの差。

今回と前回の行動はどのような違いがあるか振り返った。

前回は圭吾は捜査に比較的消極的だったが、

今回は山斬に便乗されて積極的に捜査の協力してくれたぐらいしか思いつかない。



圭吾の暴走時に伝えたかった事は何だったのか?

(おあいいうおあいいう....)

山斬は言葉を反芻(はんすう)し、どうにか自力で導き出そうとする。



「んーーダメだ分からん!」

「山斬くん、なにが分からないんだい?」

「ん?」

悩み事が口に出てしまった。


「いや、何でも無いです。」


「それより、死体をここに放っておく訳にはいかないわ。レイジーさん。ロケットに入れますか?」


「そうだね。運ぶのは、ソフィーの台車で運んでくれるかい?」


「分かったわ。皆んな、この部屋から一旦離れなさい。」

そしてソフィーの台車で圭吾の死体を運んだ。


しばらくして晩飯になったが、誰一人、食事は進まなかった。




しかし、捜査の手を止める訳にはいかない。


いつも通り、アプシュルノとソフィーは、散歩組の所へ。

今日は、帰りの時刻に測ってもらう事になった。


山斬はロボット達に指示する。

昼間のレイジーとの約束通り、特徴ある2人を監視。

そして一体に圭吾の死因を調べさせた。



筍の見張りだが、散歩のせいで意味をなさないので、今日は辞めておく。

そして山斬は余った時間を利用して状況整理に使った。

(圭吾の殺害動機。前回殺さなかったのであれば、必ずまともな動機が出来たのだろう。口封じと考えるのが普通か?そうであれば、容疑者は圭吾が死ぬ前に会話したであろうアノ、哲也、ビザリの3人になる。というかワティフェィ達3人はアリバイがあるのか。そして散歩組はボラバン、ウプイ、メメイ、そしてアノ。ただ単純に両方の条件を満たすのは...)

「アノか..............」


アノ。それは疑いたくない大事な人。よく分からないが、どこか懐かしい感じがする。でももし敵なのであれば、倒さなければ、村諸共自分が死んでしまう。



(いや、それは口封じに限った話。他にも可能性はあるだろう。それに散歩組には昨日の結果という矛盾が一つある。そうだ、容疑者からも除外した筈。)


「ブオオーン..ブオオーン..」

いつもの謎の音だ。山斬は最近は草むらで聞こえていなかったので少し驚いた。


(この音、結局何なんだ?いつも一定の時刻に流れる穴からの音。地下に何かあるのか?)

山斬は、考えているとある事を思い出した。


ウプイの死だ。丁度今夜だ。

急いで族長家に向かい、族長家の前にて散歩組の帰りを待つ。

しばらくしてボラバンとウプイとメメイが帰って来た。


「あ!えっとぉ、オジちゃん!何してるの?」

「クウ?」

「実は最近森の奥から顔が5つある牛が見つかったのだ。注意喚起の為、こうやって森の奥に行かないように言っているのだ。」


「何!?それはアカイヨじゃ!ワシに詳しく聞かせてくれ!」

「....いや、ワティフェィは指示されただけで....」

「.....そ、そうか。」

(やばい嘘がバレるとこだった。)



「と....とりあえずウプイちゃん。森の奥に行っては行けない。分かったかい?」

「うん...」

「ワン!」

ウプイはあからさまに落ち込んでいた。

どうやら今回も行く気だったらしい。

そしてウプイを止めた事を確認スルと山斬は宿へ帰り、就寝した。



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