12?.悪運の増大
山斬は、圭吾の部屋で圭吾と2人きりで話をしていた。
「圭吾よ、敵は誰だと思う?」
「んー山斬、一旦色々情報を教えて欲しい。」
「例えば何を教えれば良い?」
「そうだな..地図に書いてくれないか?日にちを関係無く、時間の敵の場所を照らし合わせて、夜の行動のルートを推測とかしたらどうだ?」
「なるほど!」
山斬は白紙の紙に大まかな地図を書く、
そして山斬は時を戻す前の情報を兼ねたレーダーの位置情報を書いた。
大きな円を書いて真ん中に小さく村と書く。
まず、7:00地点で調べると、大体村の東側を位置する。
よって、円の内の右の方に7:00地点と書いて、点を打つ。
次、昨日調べたばかりの情報。円の真ん中に薄く直線を描き、曖昧である事を示して、7:30地点と書く。
「よし、これくらいかな?.......!!いや、まだあったぞ!」
実はもう一つある。
それは、前回の4日目、怪竹の出る直前の12:00において、西の森の奥に反応があった事だ。
円の左側の少し遠くに12:00地点と書く。
「よし!これで最後だ!だが圭吾よ、これは敵が完全に決まったルーティーンで動いていると仮定した場合だ。行動を変えている可能性だってあるぞ。特に昨日については...」
「.....いや、恐らくルーティーンを変えていない。我は見たのだ!敵は......」
その時!
圭吾の血管が黒く禍々しく浮き出る。
「うぅ.....!これは...!黒竜の力!」
やがて圭吾の力は暴走し、強い風圧と共に山斬を吹き飛ばしてしまいそうな空気の波!
山斬は必死に堪える!
圭吾の身体から、主に右手から黒い鱗が生え、圭吾はそれに抗って捥がいている!
「くうぅ.......なぜ今ここで黒竜の力........使い過ぎてしまったのかあぁ....!!山斬!!....山斬!!」
山斬は半ば吹き飛ばされていて、暴風のせいで聞こえない。
「ん?何だ?ワティフェィに.....ううあぁ!!」
「いいか!....敵は......!.......ぉ....ぁ...ぃぃ..ぅ...んだ!」
圭吾の言葉は、風圧に掻き消され、母音しか聴き取れない。
「ん?おあいいうってなんなのだ?」
爆風に気づいた宿にいた皆んなが、圭吾の部屋に入ってくる!
「大丈夫かい!圭吾くん!」
「何!?この爆風?何が起きているの!?」
皆んなが来ると直ぐに、圭吾の暴走は止まり、そこに倒れ込む。
「圭吾くん!圭吾くん!!心臓の様子は!?」
レイジーが耳を当てると、
「......ドクン...ドクン...」
「よかった、生きている。」
「だけど、とても大丈夫では無さそうね。」
「そうだね、一旦ベットに置いてあげよう。山斬くん、何があったか、詳しく聞かせてくれないかい?」
「あ、はい。」
山斬達は、圭吾を気遣い、一旦会議室(族長の家)に向かった。




