113.牛も又獅子で人で屈辱
「昔ね、多分大体600年位前、イヨ族という部族の村がこの村の近くにあったの。その村とこのコーサム族はまあまあ仲良くしてたんだけど.....えっと割愛すっけど用はいざこざでこの村に喧嘩売って戦争になるのよ。そして向こうの村の族を治めてた人達が、アカイヨっていう五つ首の獅子で遺跡とかに描かれてる人達なのよ。」
「獅子?何故獅子から牛にになったのだ?」
「まあ続き聞いたら分かる。そしてね、まあ戦争するわけなんだけど、コーサム族の圧勝だったわけ。そしてコーサム族の人達がそのアカイヨ達にね?アカイヨ達が元々傲慢な人達だったのも相まって、『お前らは獅子ではなく牛だ!』みたいな?そんな感じで侮辱する意味でこっちの村ではアカイヨのことを五つ首の牛って描くようになったのよ。」
「....?なぜ牛になったのかは分かったわ。でも何で森の獣になっちゃったの?用はそのアカイヨって人なんでしょう?」
「あー、それはもうほとんど都市伝説的に村に広がったのよ。丁度子供のしつけとかにも良さそうだし。因みに5人の子供っていう所は、戦争で5人しか倒せない奴ら見たいな所から来ているんだと思う。」
アカイヨが獣ではなく都市伝説。
まあ半信半疑だった部分もあったが、正直疑っていた可能性が消えたのはちょっとショックがあった。
「んん......そうか...じゃあなぜこの村は襲われたんだ?森の獣ではないとしたらどこの誰なのだ?」
ヒニーに聞いても分からないだろうが、山斬はそのやるせない気持ちをぶちまけた。
「ん?..............!!ああ、そいやあ時が戻ったとか言ってたねえ!じゃあちょっと話聞かせてよ!ウチ推理するのとか好きなんだよ!」
「急に興味を持ち始めたな....まあいい」
山斬はレイジー達に教えたように、ヒニーにも教えた。
「....ふうん。なるほどね、夜中に行動か....」
「誰か分かるか?」
「そうだね。可能性があるのは...」
ヒニーは少し溜めて、人差し指をこちらに向けた。
「君達の誰かだね。」
「ええ!?私達ってそんなに疑われる事をしてたの?」
「あくまで可能性よっ。アノっち考え過ぎ。それに消去法だし。」
「消去法?という事は、この村の村人や森の獣などは信用出来るという事か?」
「うん。まず森の獣は私が、周りの森の生態系とかある程度知ってるから。後は分かるよね?そして肝心なのは村人の疑いでしょ?それはお父さんが毎日顔を合わせてるから、紛れ込んだり、不審な行動とかは出来ないと思うよ。お父さんは謎に村の外に行かせてくれないけど、村の人の顔は全て覚えてる。それぐらいお人よしなの。お父さんの近くで村人に紛れるとか無理よ。」
「なるほど....そうか、本当に可能性は無いんだな?」
「まあ例外を除いてねえ。まあ私は深く考えれないから。」




