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109.牛も又村

アプシュルノはヒニーと会話している。

呼ばれて、無茶振りを言われる前に誰かからアカイヨについて聞き出したい所だが、誰に聞けばいいだろう?


ウプイには前回聞いたが、習性とか難しい話が得意では無さそうだ。


ヒニーはボラバンから不良娘的な扱いを受けている。

1人で山菜を取るために山へ登って行く事が出来るので、

恐らくヒニーは見た目がお淑やかにも思えるが、やんちゃ娘だろう。


ボラバンは村の決まりとか、祟りとかに厳しいので、信憑性の無い情報しか引き出せないだろう。


そうすると、消去法でウブジーになる。賢くは無いかもしれないが、見た感じ一番真面目そうだ。


山斬はそう考えて、剣術を鍛えているウブジーの所へ行き、ウブジーに聞いた。


「そこの者よ!アカイヨ..という動物について何か知らないか?」



「アカイヨを知っているんですか?」



「ああ、そしてどういう習性があるのか、どんな能力があるか教えて欲しい!もしかしたらアカイヨがこの村を滅ぼす犯人かもしれないのだ。」



「......?アカイヨがですか?...ぷふっ..ははは!」

ウブジーは山斬の言葉に笑い出した。



「何が可笑しい!?この村が滅びる危機なのだぞ!?」



「ふふはは!..ふぅ、どうやらその様子だと、村の誰かかお父さんに変な入れ知恵されたようですね。アカイヨは、昔に滅びた村の事ですよ。詳しくはヒニー姉ちゃんが知っています。」



山斬は狐につままれたような気分になった。

「動物じゃなくて...村だと?じゃあ何故村の人は怯えている!何故村は襲われたんだ!」



「僕も詳しくはしれませんが...先祖が勘違いして子孫に伝わっただとか.....とりあえずヒニー姉ちゃんに聞いて下さい。」

「ふん......わかった....」



そして山斬は再び族長家に入って、ヒニーの元へ行った。



「ヒニーさん少しよいか?」


「ん?ウチがどうかしたの?」


「ウブジーにアカイヨについて聞いたら、詳しくはヒニーに聞けと言われたのだ。」


「ほー、分かった。教えてあげるよ!アノっちごめんちょっと待ってて〜」


「分かったわ。あと、私も一緒に聞いていいかしら?」


「まあ秘密にする様なものじゃないしいいよ!」


「そうか、じゃあ早速聞こう!アカイヨが動物ではなく村というのはどういう事だ?」


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