71.無駄塗れの情報
圭吾はビザリのトマト料理を手伝うらしく、
この昼、他の仕事仲間の皆んなは村の子供達の捜索をする事になった。
ソフィーが関係無いだの意味が無いだのほざいていたが、
結局承諾した。
バイト達は森の奥に入らないように細心の注意をされた。
正直森の奥に入らないと何も分からないだろうが、バイトに危険な命令は出来ず、レイジーは上司と通信で森の奥に入るかの話をしていた。
とりあえず山斬は村を回り、村の子供達の情報を集める事にした。
「村の方よ!最近失踪したこの村の子供達について聞きたいのだが!」
そう山斬が聞くと、
陶器屋の主人は
「いい子達だったよ。陶器を壊したからって作るのを手伝ってくれたりしたからね。まあ村の掟に従わなかったんだろう?村の先祖の呪いじゃないのか?」
(意外に白状なんだな)
オカルトチックな若い女性は
「最近この辺りに狩人がいるっていうの!そして!その狩人は人を狩って、人の皮を売る狩人なのよ!もしかしたら!子供達は!いやあ恐ろしい恐ろしい恐ろしい!!
!!!」
(怖えのはお前の発想力だよ)
村の最年長のお婆ちゃんは
「..............何だって?あ、そうだアメちゃんいるかい?」
「いやそうじゃなくて子供達について...」
「え?何?アメちゃん?」
「だから子供達...」
「アメちゃんね。はい。」
そうするとお婆ちゃんはアメちゃんを渡してきた。
(ダメだこりゃ)
「んーなぜまともな情報が集まらないのだ?刑事ドラマとかで勉強してないのか?というかこの村にテレビとか無いのか。村の掟とやらで、森の奥に入る人間はあまり居ないから期待出来る情報も手に入りそうにないな。じゃあどうすればよいのだ?森の奥に入る訳にもいかないし...」
そんなこんな考えながら村を歩き回っていると、村人の家と家の1mくらいある隙間に石だろうか?
とんがった上に5cmくらい、直径3cmくらいの円錐形の黒い塊が地面に立っているのが目に入って山斬は注目した。
だがすぐに、
(誰かが遊びで故意に石を立てたのか?)
そう思うと山斬は再び歩き出した。
「時を戻すべきか...いや今夜は厭魂レーダーを自分の意思で使える。もしかしたら何か情報が手に入るかもしれない。」
そう考えていると、山斬は夕方になっている事に気づき、仕事仲間の皆んなの元に戻った。
仕事仲間の皆んなは勿論子供達を見つける事が出来ず、
夜飯の時間になった。




