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61.クリプトン室の喧嘩

そこからこの夜の散歩中ずっとボラバンとウプイは泣いていた。

他の村人も前でも泣き、

南の小屋では入っているボラバンは分からないが。ウプイとメメイとあと、心なしか地面の穴の音も悲しく聞こえた気がした。



そして散歩が終わり、宿に戻り、ベットに入った。

そして山斬はポケットにしまっていた時の鱗を取り出した。



「これを使えば....いや、もう少し様子を見るべきか....」

時を戻せば、勿論今の状態はチャラになる。いい事も悪い事もだ。



それは山斬が山で遭難した時にも経験している。

水を得る為に時を戻したが、頑張って作った焚き火を作り直す羽目になった。



確かに戻る事はいいが、今にしか無い情報があるかもしれないと山斬は冷静に考えた。

そして就寝する事にした。








8月5日 午前9:15 1回目、3日目

起きると自分の部屋のテーブルに、置き手紙があった。


早く起きて会議に来い。

でないと殺す。  ソフィー


山斬は急いで起き上がり、族長の家に向かった。

そこには他の仲間がいたが、

空気が重かった。



全ての空気の重さがクリプトンになったかと思うぐらいだった。



「早速だけど、知ってる人もいると思うけど、昨日事件が起きたよ。昨日の昼〜夕方のうちに子供達が西の森の奥にて失踪。消えたのは5人の子供。」

レイジーの口調が落ち着いている。逆に落ち着いていないとサイコパスみたいになるからこれでよかったとつくづく思う。



「僕達の仕事はたけのこラズベリー軍の厭魂(おんこん)を持つ者を探し出す事だけど、関連性があるかもしれないからこの場で言わせて貰うよ。」



「ちょっと待ってレイジーさん。たけのこラズベリー軍との関連性は無いと思うわ。それに今そんな事を言うとバイトの子達に混乱を与えるかもしれないからその話はあまり深掘りしないでほしいわ。」



「ソフィー。確かにそうかもしれないが、この村で事件が起きたんだ。ボラバンさんも寝込んでしまうほどに落ち込んでいる。僕達は社員である前に人なんだ..」

そう言うとレイジーは明らか人ではないビザリや山斬を見た。

「まあ人でなくとも少なくとも心は人だ。だから世話になっている人達の悲しみを一緒に受け取り、一緒に悲しみ事が仕事以前に大切な事だと僕は思うよ。」



「でもここで話すべきではないわ。私達に悲しんでる余裕はない事はレイジーさんも知っている筈よ。ただでさえ危険性があるミッションなのにどうでもいい話をしないでほしいわ。」



「どうでもいいとはなんだソフィー!人が!子供が死んだんだぞ!それがどうでもいいって言うのか!?僕達に会社に魂を売れとでも言うのかい!」



「関係ないっていう意味よ。早く肝心の話をしましょう。」



喧嘩になる2人は、最終的にレイジーが押し切り、ソフィーは面倒臭そうに話を逸らした。



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