ゴブリンで大騒ぎ
グリージョの谷底で天使と並んで倒れていた日から、一月と十二日が経った。
十一月の二十日。
ソラーナの朝は、吐く息が白い。
坑の煙突から上がる煙が、山の肩でまっすぐ横に流れていた。
本当なら、もう次の町へ発っているはずだった。
けれど、財布が軽い。
護衛の銅貨も、坑の底の仕事の稼ぎも、宿代と、四人ぶんの靴の底と、ラファルの腹に巻いた布で消えた。
「しばらくは、やつも来ねえだろ。気は張っとかなきゃならねえが、その前に稼いで支度しねえとな」
ブランがそう言ったのは、ラファルが北の空へ帰っていった晩だった。
ラファルは傷が塞がるまでの六日、麓の村の納屋で寝起きした。
話す、と約束したとおり、都のことを話した。
父親のこと。
台帳のこと。
ノアの名が、都ではまだ規格外の欄に残っていること。
それから、ノアの名は書かないまま、都にもう一度掛け合ってみると言った。
「期待はするな。僕の声は、父上の写し一枚より軽い」
そう言い残して、翼を開いた。
次に来るのは、ラファルではないかもしれない。
一人ではないかもしれない。
ノアは外套の上から、背中の袋を一度押さえた。
それはそれ、だ。
今日も、詰所へ行く。
坑夫の大通りが、騒がしかった。
朝の大通りはいつも、坑へ上がる坑夫たちの靴音と、パン屋の窯の匂いでいっぱいになる。
今朝は、金槌の音のほうが多かった。
どの家も、戸に閂をかけている。
窓には、板を打ちつけている。
「小鬼が出たってよ」
「廃坑のほうで、見たやつがいるって」
「誰が見たんだよ」
「知らねえよ、誰かだよ」
樽を転がしていた女が、外で遊んでいた男の子の腕をつかんで、家へ引きずりこんだ。
「悪い子は、小鬼にさらわれるよ! 今日は一歩も出るんじゃない!」
戸が閉まって、閂の落ちる音がした。
ラウロが、通りの真ん中で足を止めた。
「小鬼って、あれだろ。夜に口笛吹くと、さらいに来るってやつ」
「……ヴァレンツァでも、言ってたー」
イルウェンが、半分しか開かない目で、板を打つ男を眺めた。
ノアも、テレーザに言われたことがある。
寝ない子のところには、小鬼が来る。
本当に来たことは、一度も無かった。
「本物、いるの?」
「いるさ」
答えたのは、ブランだった。
足も止めずに、閂の掛かった戸の前を通り過ぎる。
「行くぞ。ああいうのは、札になる」
灰鷹の詰所は、大通りの端にある。
酒場と帳場が一つの部屋で、朝から酒の匂いがした。
帳場の男が、掲示板から一枚、札を剥がしているところだった。
「町外れの廃坑に、何か棲みついた。追い出しだ。小鬼だって言うやつもいるが、誰も見ちゃいねえ」
札を受け取ったのは、ブランだった。
裏と表を眺めて、帳場の男に目を上げる。
「なあ。この町で言う小鬼ってのは、ゴブリンのことか? それとも、子ども脅しのほうか」
帳場の男が肩をすくめた。
「ここらじゃ、小鬼なんざ寝物語さ。あんた、やけに詳しいな」
ブランは返事をしなかった。
酒場の卓に札を置き、腰を下ろす。
給仕に指を一本立てて、出てきた小さな杯を、一口だけすすった。
旅に出てから、ブランの杯は小さくなった。
「ザハラじゃ、珍しくもねえ」
ラウロが、向かいの椅子を引いた。
「ザハラって、海の向こうの?」
「ああ。俺の生まれだ」
ノアは、ブランの横に座った。
ヴァレンツァの港で、ナッシールの海図に指を置いた夜を思い出した。
パルサ。
ザハラ。
知らない地名を、五つ数えた。
その一つが、ブランの生まれた所だったのだ。
「あっちはな、魔物だらけだ。
町を一歩出りゃ、湿地にゃトカゲの面をした連中が住んでるし、沼には首が何本もある大蛇がいる。
ゴブリンなんざ、坑道と見りゃ巣にしやがる。冒険者の札は、山ほど掛かってる。食い扶持には困らねえ。
……強けりゃ、な」
ブランは杯を卓に置いた。
手のひらを、上に向ける。
灯りは出さない。
出せば何色か、三人とも知っている。
黒に近い灰色。
「ザハラの冒険者は、組で潜る。一人じゃ、三日で魔物の腹ん中だ。組む相手は、灯りの色で選ぶ。
熱が出せるやつ、水が出せるやつ、怪我を塞げるやつ。……黒いのは、溜めるだけだ。何も出せねえ。
欲の色だってんで、験も悪い」
ラウロが、口を開きかけて、閉じた。
「どこの組も、俺を入れなかった。一人で拾える札なんざ、鼠と荷運びくらいだ。それじゃ、食えねえ。
それで、海を渡った。ハルディアなら、魔物は少ねえ。弱くても、食える。……それだけの話だってんだ」
ノアは、卓の下で手を開いて、また握った。
ソラーナの坑で、坑夫の頭がブランの手に触れないように、報酬の袋を落とした。
あれと同じことが、ザハラでは毎日だったのだ。
何か言おうとして、言葉が見つからなかった。
代わりに、手の甲をブランの腕に一度当てた。
ブランは、それを払わなかった。
「で、ゴブリンだがな」
ブランは札を指で叩いた。
声が、いつもの擦れた調子に戻っている。
「一匹ずつなら、弱え。子どもくらいの背丈で、力もそれくらいだ。やり方さえ知ってりゃ、怖かねえ。
けど、頭がいい。群れで住んで、巣の口に罠を張る。指笛と手振りで合図しやがる。
こっちが何人で、どこから入ったか、全部見てる。本物なら、一匹じゃ済まねえ。
廃坑なんざ、奴らにゃ上等の巣だ」
「群れなら、何匹?」
ノアが聞くと、ブランは札の端を指でつまんだ。
「十かそこらで済めば、御の字だ。殖えるのが早え。放っときゃ、村一つ食い潰すってんだ。
……ま、蓋を開けたら狸一匹かもしれねえがな」
笑ったが、口の端だけだった。
札をつまんだ指に、力が入っている。
ザハラで組めなかったのなら、ゴブリンの巣に潜ったことも、そう何度もは無いのだ。
「ラウロ、突っ込むなよ。俺が先に入って、足跡と糞を見る」
「わかってる」
「……誰も見てねえってのが、いちばん気に食わねえ」
ブランは残りの酒を飲まずに、札を帳場へ持っていった。
町外れの廃坑は、丘の中腹に口を開けていた。
昼の日が、坑口の手前まで差しこんでいる。
その先は、真っ暗だった。
坑口の脇に、檻が一つ転がっていた。
鉄の格子が外へひしゃげて、扉が外れている。
そばの泥には、荷車の轍が深く残っていた。
重い荷を積んでいたのだ。
轍は坑口の前で乱れて止まり、そこから、街道のほうへ引き返していた。
坑口の泥には、小さな足跡がいくつも重なっている。
子どもくらいの大きさで、指が長い。
裸足だった。
「止まれ。灯りは、まだ点けるな」
ブランが片手を上げた。
しゃがんで、檻の格子を指でなぞる。
轍を見て、足跡を数えた。
そのとき、坑の奥で、短い指笛が一度鳴った。
すぐに止んだ。
ブランは、しばらく坑口に耳を向けて黙っていた。
「……檻は、内から曲がってる。荷車は、ここで引き返した。
誰かが運んできて、ここで逃がしたか、逃げられたかだ」
立ち上がって、膝の泥を払う。
「足は五つ、六つ……もっとだな。今の笛は見張りの合図だ。こっちはもう、見られてる」
ノアは、坑の暗がりを見た。
何も見えない。
けれど、見られている。
背中の袋の中で、翼の重さが一度揺れた。
「並びはこうだ。俺が前、罠と足元を見る。ラウロ、俺の後ろ。剣は抜いとけ。だが、俺が言うまで振るな。
ノア、真ん中。イルウェン、殿で後ろを見張れ。入口に細縄で印をつけて、戻り道にする。
合図は俺の手だけだ。声は出すな」
ブランが腰の縄を解いて、坑口の柱に結んだ。
ラウロが剣を抜く。
刃が、坑口の明かりを一度だけ光らせた。
坑の中は、湿った土と、獣の脂の匂いがした。
足もとで、細縄がほどけていく。
十歩も進むと、坑口の明かりは背中の後ろで小さな四角になった。
左の暗がりで、指笛が鳴った。
右で、それに返す音がした。
短く。
また短く。
脇の横穴に、灰色がかった緑の影が一つ、ちらりと見えた。
子どもくらいの背丈。
細い腕を振って、何かを示して、すぐに引っこんだ。
ノアは息を浅くした。
足音を数える。
左に四つ。
右に三つ。
奥に、もっと。
十は、超えている。
ラウロの足もとの土が、ずるりと沈んだ。
「っ…!」
隠してあった縄の輪が、ラウロの足首を締め上げた。
縄が横へ引かれる。
ラウロの体が、坑の壁際へ倒れた。
横穴から、小さな影が二つ飛び出してくる。
ラウロは倒れながら、剣を手放さなかった。
上体をひねって、刃を寝かせる。
切っ先を、影の鼻先へ突き出した。
影が二つ、切っ先の前で跳びのいた。
左手で足首の縄をつかんで、ラウロが踏ん張る。
背中の荷が、ぐいと後ろへ引かれた。
袋の口の裂ける音。
振り向くと、別の一匹がノアの荷にとりついていた。
小さな手が、袋の中から黒パンを抱え出す。
「ケケッ」
鳴いて、横穴へ駆けこんでいった。
二匹は、囮だったのだ。
ノアは、横穴を一度だけ見た。
追わない。
パンより、ラウロの足が先だ。
ラウロの脇へ跳んで、腰の短刀を抜いた。
「ラウロ、動かないで。切る」
縄に刃を当てて、引く。
一度で、縄が切れた。
ラウロが、壁に手をついて立ち上がる。
指笛が、急に速くなった。
高くなった。
前でも、後ろでも鳴っている。
「壁につけ。背中合わせだ」
ブランが棒を構えて前に立った。
ラウロの腕をつかんで、壁際へ引き寄せる。
「ラウロ、前。振るな、寄せるだけだ。イルウェン、灯り一発で目ぇ眩ませろ。ノア、俺の後ろ。……追うな。
パンは、くれてやれ」
殿で、イルウェンが麻袋から黒い石の付いた筒を抜いた。
振り返って、来た道の暗がりへ向ける。
手のひらに、若葉の色の灯りが薄く灯った。
「……後ろもー。……照らすー」
筒の先が、緑に光った。
光が、坑の中を一度にいっぱいにした。
暗がりのあちこちで、甲高い悲鳴が上がる。
小さな影が、十も二十も、壁の穴から転がり出た。
目を押さえて、てんでに奥へ逃げていく。
足音が遠ざかって、指笛が乱れて、消えた。
「……行った?」
ラウロが、剣を構えたまま言った。
ブランが、奥に耳を向ける。
遠くで、土の崩れる音がした。
それから、ずっと遠くで、外の風の音。
「……まずい。奥に古い通気穴がある。そっちから出やがった」
四人が坑口から飛び出したとき、群れはもう丘を駆け下りていた。
灰緑の背中が、枯れ草の中を跳ねていく。
その先に、ソラーナの屋根が並んでいた。
それから、日が傾くまで、四人は町じゅうを走り回った。
市の屋台が、端から順にひっくり返された。
林檎が、石畳の坂を転がっていく。
干し肉の束が、屋根の上へ持ち去られた。
屋台の主たちが、箒を振り回して叫ぶ。
閂をかけた戸の内側から、子どもの泣き声がした。
「出たぞ、小鬼だ! 本当に、出た!」
「寝物語じゃねえのかよ!」
ラウロが屋台の陰に回りこむと、一匹が樽の上から跳んで、坑夫の帽子を奪っていった。
ノアが屋根に手をかけて追いかけると、もう一匹が反対側の路地から指笛を鳴らした。
屋根の上の一匹が、帽子を放り捨てて、そちらへ跳んでいく。
「なんなんだよ、あいつら!」
ラウロが、膝に手をついて叫んだ。
息が白い。
市の広場で、四人はようやく足を止めた。
屋根の上。
樽の陰。
路地の奥。
あちこちで、指笛が鳴っている。
イルウェンが、転がった樽を起こして腰を下ろした。
半分閉じた目で、屋根と路地を交互に見る。
笛が、短く二つ鳴った。
群れが、右手の路地へ散っていく。
しばらくして、長く一つ。
今度は、屋根の上へ跳び上がった。
イルウェンが、右手の路地を指さした。
「……短く二つは、右の路地ー。……長く一つは、屋根ー。……先に待てば、走らなくていいー」
ブランが、イルウェンを見て、一度頷いた。
「よく聞いてた、イルウェン。そいつで行く」
広場を見回して、転がった林檎の籠を一つ拾い上げる。
右手の路地は、坑夫の大通りを抜けて、町外れの丘へ続いていた。
廃坑のある丘だ。
「奴らは、巣に帰りてえんだ。腹が減って、驚いて、出てきただけだ。丘へ逃がしてやりゃいい」
ブランの指が、右の路地の入口を指した。
それから、大通りの脇道を一本ずつ。
「ラウロ、大通りの脇道を塞げ。剣は鞘のまま、壁を叩いて音を立てろ。
ノア、屋根に上がるやつを見張って、来たら声を出せ。イルウェン、ここで笛を読んで、俺に投げろ。
俺は路地の出口で林檎を撒いて、丘まで餌の道をつける」
籠を肩に担いで、ブランは言い足した。
「斬るな。追いこむだけだ」
ノアは屋台の柱を蹴って、屋根に上がった。
瓦が冷たい。
外套の裾が、風にあおられる。
袋の中で、翼が跳ねたがった。
飛べば、早い。
けれど、ブランの決まりは、飛ぶな、灯すな、だった。
ノアは瓦の上にしゃがんで、屋根の並びを見渡した。
「……長く一つー」
イルウェンの声が、広場から上がった。
向かいの屋根に、灰緑の頭が三つ、四つ跳び上がってくる。
「ブラン、屋根! 四つ! 右の端から、下りる!」
ノアが叫ぶと、ブランが路地の出口へ回りこむのが見えた。
林檎を、坂の上へ向けて一つずつ転がしていく。
大通りの脇道で、ラウロの鞘が壁を叩いた。
がん、がん、と音が石に響く。
屋根の上の群れが、脇道を避けて、右の路地へ飛び降りた。
「……短く二つー。……みんな、右ー」
転がる林檎を、小さな手が拾う。
拾って、齧りながら、次の林檎を追う。
林檎の道は、大通りを抜けて、丘の斜面を上っていた。
日が落ちた。
丘の上に、星が出はじめていた。
最後の一匹が、林檎を両手に抱えたまま、坑口へ飛びこんだ。
坑の奥で、指笛が遠ざかっていく。
後ろの坂から、松明の火がいくつも上がってきた。
坑夫たちだった。
先頭の年かさの男が、丸太と板を積んだ荷車を引いている。
髭に、坑の土がこびりついていた。
坑夫の頭だろう。
荷車の上で、釘の袋が鳴った。
「明日なんて、待てるか。今夜のうちに塞いじまおう。手は貸す」
ブランは坑夫の頭に軽く頭を下げて、丸太を一本、肩で受け取った。
「助かります。じゃあ、今夜のうちにやっちまいましょう」
それから、丘の上のほうを指さした。
「ただ、奴らが出てきたのは坑口じゃねえ。上の通気穴だ。そっちも塞がなきゃ、また同じ騒ぎになる」
振り向いて、三人に言う。
「ラウロ、坑夫と坑口に丸太を組め。横木を先にな。イルウェン、灯りで手元を照らしてやれ。
ノア、俺と通気穴だ。板と釘、持てるだけ持て」
ノアは板を五枚、肩に担いだ。
釘の袋を腰に下げる。
坑夫の一人が目を丸くしたが、何も言わなかった。
丘の斜面を、ブランの背中を追って上っていく。
通気穴は、枯れ草に半分隠れていた。
穴の縁に、小さな足跡が残っている。
板を渡して、ブランが釘を打つ。
ノアは板を押さえた。
穴の奥から、指笛が一度だけ上がってきた。
ブランの金槌が、止まった。
それから、また打ちはじめた。
「……ザハラでもな」
ブランが、板を見たまま言った。
「ゴブリンの巣を塞いだことは、二度しかねえ。二度とも、よその組の荷運びでな。
穴の外で、板を押さえてただけだ」
金槌の音が続く。
「今日は、ちっとはまともにやれたかよ」
ノアは、板を押さえる手に力を入れた。
「うん。ブランの読み、当たった」
「当てたのは、イルウェンの耳だってんだ」
「林檎も、当たった」
ブランが、鼻で笑った。
最後の釘を打ちこむ。
板の向こうで、指笛がしばらく鳴っていた。
やがて、止んだ。
夜半までに、坑口には丸太の横木と板が打ちつけられた。
坑夫たちは、松明を一本ずつ掲げて坂を下りていった。
ラウロは丸太に寄りかかって、座ったまま寝ていた。
イルウェンは、とうにその肩を枕にしていた。
翌朝、四人は灰鷹の詰所で報酬を受け取った。
袋は、思っていたより重かった。
市の屋台の主たちが、礼に色を付けてくれたらしい。
帳場の男が、札の控えに判を押しながら言った。
「あの檻な。持ち主は名乗り出ろって触れを出したが、誰も来ねえ」
控えを帳面に挟む。
「荷車の轍は、街道をカプレオのほうへ向かってたって話だ。
……あっちの闇市じゃ、珍しい獣なら何にでも値がつくそうだからな」
坑口の脇の檻は、まだそのまま転がっているという。
ノアは、報酬の袋を受け取ったまま、帳場の男を見た。
内から曲がった鉄の格子。
坑口の前で引き返した轍。
誰かが運んできて、誰も取りに来ない。
「カプレオ、どこ?」
ブランが、横からノアの袋をつかんで、自分の懐に入れた。
「同盟のど真ん中の港町だ。来る途中で、泥鰻を突いたろ」
それから、帳場の男に向けて、低く言い足した。
「……地下の荷ってのは、獣まで運ぶのかよ」
帳場の男は、答えなかった。
次の札を、掲示板に留めていた。
ノアは外套の上から、背中の袋を押さえた。
詰所の戸の外で、昨日の男の子が、戸口の閂を外してもらっているのが見えた。
小鬼が出たよ、本当に出たんだよ、と母親の袖を引いている。
母親は、聞いていないふりをしていた。




