5話
文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
「い、一番強いのがまだいるのですか?」
「・・・・・・絶望」
「どうやら来たみたいだ」
『お前が俺の国を壊した人間か?』
現れたそのゴブリンはとても大きい。
背丈は三メートルはあり、その背丈程の大剣を背負っている。
「ゴブリンキングだと!?」
こいつがゴブリンキングか。
「さあ、かかってきなさい。ぶっ殺して差し上げましょう」
『お望み通り殺す!』
ゴブリンキングがその背丈程の大剣を振り下ろす。
並の相手だったらその一撃でお陀仏だろう。
『ほお、面白い』
だが、俺は今《開闢》状態だ。
剣ごときにやられる訳がない。
「今度は私の番ですね。とう!」
ゴブリンキングに対してストレートの拳を振るう。
『ガハァ!?!?』
俺の拳をくらい大きく仰け反るゴブリンキング。
「へぇ、吹き飛ばなかっただけ凄いですね」
『余り舐めるなよ、人間』
ゴブリンキングが横薙ぎの一撃を放つ。
その剣を思いっきり殴る。
「《圧拳》!!」
バキャっという音と共にその巨大な剣が砕け散る。
《圧拳》は限界まで堅めた拳を放つ技でその威力は隕石に匹敵するとか。
『なぁ!? 人間お前何者だ!?』
「貴方に名乗る名なんてありません! 《神折》」
そして、ゴブリンキングの上半身と下半身は永久に別れることとなった。
「圧倒的すぎる」
「・・・・・・夢?」
「まるでフィオナ様みたいです」
ゴブリンキングも余り大したこと無かったな。
「危ない危ない忘れるところでした《ハイヒール》×四」
今回受けたであろうダメージを回復する。
これを忘れると死んでしまうので気をつけなければ。
俺の《開闢》の効果は大体一〇分くらい。
連続で五回の使用が可能だ。
「お姉さん達も回復します《ハイヒール》」
お姉さん達に光が灯る。
「回復魔法まで使えるのね」
「・・・・・・感謝」
「本当にフィオナ様みたいです!」
■ ■ ■
「今回は助けていただき感謝する」
「間に合ったようなら良かったです」
リーダーらしき剣士のお姉さんが感謝を伝ええる。
「私はシーラ、見ての通り剣士だ」
「・・・・・・エレン」
「アリアーヌです!」
「私はセリスです」
各々自己紹介を済ませシドの森を後にする。
ミズワールの街に着き、冒険者ギルドに入る。
「あ、おかえりなさいシーラさん!」
シーラさん達を見た受付のお姉さんは嬉しそうにはにかむ。
「ゴブリンの群れの討伐はどうでしたか?」
「聞いてよレティ、群れじゃなくて集落になってたのよ!」
「え!? 本当ですか!?」
ゴブリン達が集落を作っていた事実に驚く受付のお姉さん(名前はレティと言うらしい)。
「大変です、直ぐに討伐隊を組まないと」
焦るレティさんを宥めるシーラさん。
「安心して、ゴブリンの集落は壊滅したから」
「え!? シーラさん達がやったのですか?」
「えーと、壊滅させたのは私達じゃなくて」
シーラさん達の視線が俺に集まる。
「え、セリスちゃんが倒したのですか!?」
驚愕に目を見開くレティさん。
「セリスは一体何者なんだ? さぞ冒険者ランクも高いのだろうな」
「・・・・・・気になる」
「? 私の冒険者ランクはEですよ」
「「「ええええ!?」」」
俺の冒険者ランクに驚く三人。
「で、では確認のため倒した魔物の魔石を出してください」
レティさんに今日倒した魔物の魔石を全て預ける。
「ゴブリンにホブゴブリン、その他にも上位種の魔石がありますね・・・・・・。え、ゴブリンキング!?」
一際大きな魔石を鑑定したレティさんが大声を上げる。
その声を聞いた周囲の冒険者がザワつく。
「おい、聞いたか? ゴブリンキングの魔石だってよ」
「あんなガキが? ありえないだろ」
周囲の声を聞いたシーラさん達が声を上げる。
「このセリスはゴブリンキングを一人で討伐した。これは嘘偽りではない!」
「・・・・・・セリスは強い」
「そうですよー!」
半信半疑だった周囲の冒険者も次第に俺を認めてくれたようだった。
「シーラさん達、ありがとうございます」
「いえ、気にしないで。私達はセリスが軽んじられるが嫌だったから声を上げたの」
「・・・・・・同意」
「気にしないでください」
シーラさん達の優しさに感動していると、現実に戻ってきたレティさんが慌て始める。
「ど、どうしよう。ギルドマスターに伝えなきゃ」
そう言い残して、どこかへ走っていく。
「レティさんはどうしたんですか?」
「ギルマスの所に行ったと思います」
ギルドマスターか、やっぱりいるんだな。
しばらくして、レティさんが大柄な男を連れて戻ってくる。
「お前がゴブリンキングを単独で倒した者か?」
「そうです。私が倒しました」
「今日登録したばかりのEランクが倒したとはにわかに信じ難いな」
誰か分からず困惑していると男は笑う。
「悪いな、俺はこのミズワール支部のギルドマスターをしているガイルっていう。嬢ちゃんは?」
「私はセリスっていいます」
互いに自己紹介をして握手を交わす。
「で、お前の冒険者ランクをCまで上げたい」
「え、二段階のランクアップ!?」
シーラさん達は驚き声をあげる。
「だが、条件がある。俺が用意する人物と模擬戦をしてもらい相応の実力があることを証明してもらう」
「その人物とは?」
待ってましたとばかりにガイルさんはニヤリと笑う。
「戦烈のエミレナだ」
見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです




