3話
文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
「リンス殿から聞いたぞ、セリス。お前には凄い才能があるんだってな?」
《開闢》を習得した日の夕飯時、お父様がいい笑顔で話を切り出す。
「まったく、お前が格闘術を学びたいと言った時はびっくりしたが案外適任だったのかもな」
「そうですね、お父様。この国に何かあった際私が国民を守れるようになりますわ」
「ハッハッハッ! お前がここまで変わるとはな! 前は使用人を見下し、訓練もサボっていたが今は使用人達からの評判も良い。立派になったな、セリスよ」
何が面白いのかお父様は一頻り笑い終えると部屋に戻った。
「お父様は相変わらずね・・・・・・」
お父様は魔法の達人で前にあった戦争で大変活躍されたと聞いている。
ゲームのセリスは父親譲りの魔力で大変強かった。
俺にもセリスの絶大の魔力が宿っている。
だから《開闢》も早く習得出来たんだと思う。
「よし! 明日からはフィオナ拳術の技の修行だ、頑張らないとな・・・・・・!」
───二年後
「うん、もう私が教えることは無いわ。セリス、貴方はフィオナ拳術の技を全て修めた。これからも励みなさい」
「はい、今までありがとうこざいました!」
この二年で俺はフィオナ拳術を習得した。
この力があれば守るべきものを守れる。
この二年でリンスさんと随分仲良くなれたしね。
「それでね、セリス。今度王都で開催される剣闘大会にでない?」
「剣闘大会?」
「この国の強者が集まる大会で、貴方の力を試すにはもってこいじゃない?」
確かにそうだ。俺が今まで戦ったのはリンスさんとの練習試合だけだからな。
「剣闘大会、いいですね! 私出ます!」
「じゃあ、半年後に王都でね。私も見に行くから!」
リンスさんは冒険者の生活に戻るらしい。
元々ミズワールじゃない場所を拠点にしていたらしいし、その拠点に戻るそうだ。
「じゃあね! リンス先生!」
少し寂しいが笑って送り出す。まぁ、半年後にまた会えるしね。
「お父様! 私冒険者になるわ!」
まさに青天の霹靂、お父様を始めその場にいた人は全員固まる。
「俺の聞き間違いか? セリス、冒険者になるのか?」
「ええ、冒険者になります。これはもう決めたことです!」
私の決意が硬いことを察したお父様はため息を着く。
「はぁ、いいだろう。お前が冒険者になるのは許そう。けど、家を出ることは許さん」
「元々、家を出る気はないです」
「そうか・・・・・・」
お父様は少し安堵した様子で頷く。
「認めてくれて感謝します、お父様」
お父様からの許しを得た私は翌日に早速冒険者ギルドを訪れる。
冒険者ギルドは冒険者を管理する組織でこのギルドで依頼を受け魔物の討伐に向か仕組みだ。
中に入ると、酒の匂いが充満しており思わず顔をしかめる。
「ここが冒険者ギルド・・・・・・」
酒場も併設されているようで、酒を飲んでいら人達は依頼が終わった冒険者だろう。
「受付は・・・・・・あそこか」
人が並んでいる受付らしき列に並ぶ。
並ぶこと数分、やっと俺の順番が来る。
「ようこそ冒険者ギルド、ミズワール支部へ」
ミズワール公爵領には大きな街が五つある。
屋敷もあるミズワールもその一つだ。
「登録をしに来ました」
「失礼ですが、年齢を聞いても?」
「あ、一二歳です」
冒険者は一二歳からしかなれない。
でも別に一二歳から冒険者をする人は珍しくないらしい。
「では、こちらの紙に情報を記載してください。代筆は必要ですか?」
「大丈夫です」
年齢や、希望職業などを記載し受付のお姉さんに渡す。
ちなみに職業は冒険者内でどの役割を果たすのかを分かりやすく説明するために考えられた制度だ。
勿論俺は、
「え、セリスちゃんは武闘家なんですか?」
「そうです、武闘家です」
一二歳の小さな体じゃ基本的に剣士になることが推奨されている。
確かに、子供の力では拳より剣の方が強いのは分かる。
「では、セリスちゃんはEランクからスタートですので頑張って下さい!」
冒険者にはランク制度があり、初心者のEから始まり、D、C、B、A、S、とランクが上がる。
ランクが高くなる事に討伐対象の魔物が強くなっていく。
魔物にもランクがあり、冒険者ランクと変わらない。
掲示板に貼られている依頼書を一枚剥がし、受付に持っていく。
「あ、セリスちゃん。仕事は決まった?」
「はい。こちらの依頼でお願いします」
俺から依頼書を受け取っ受付のお姉さんの顔が青ざめる。
「セリスちゃん! ゴブリン討伐は危ないよ!」
どうやらEランクの仕事の中では危ない部類だったようで止められる。
「大丈夫です、私なら勝てます! 危なくなったらすぐ逃げますから!」
「なら、いいけど・・・・・・。気を付けてね!」
「はい!」
そうしてゴブリンを討伐するためにミズワールの街を後にする。
見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです




