25話
文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
「レティは冒険者登録してるんですか?」
放課後、三人で冒険者ギルドに向かっている途中レティリア嬢に質問をする。
「一応登録だけはしてます、Eランクですけど」
冒険者カードは身分証にもなるから活動してない人が登録することも多い。
「我は昨日Dランクにあがったぞ」
「え、もうあがったんですか!?」
やっぱり登録初日にランクが上がるのは珍しいようだ。
俺は初日にCランクにあがったけどね。
ギルドに着き、依頼が貼られているボードを見る。
「Eランクなら、やっぱりゴブリン討伐が一番稼ぎがいいよね」
「我らならゴブリンなんて瞬殺だぞ!」
ボードを眺めていたらギルドマスターが声をかけてくる。
「セリス、いい依頼があるんだが受ける気はないか?」
「いい依頼?」
ギルドマスターが提示して依頼は万象の森に生息しているレインボーフラワーの採取。
「これはアワルド男爵からの依頼でな、どうやら娘さんが不治の病にかかったそうなんだ。それを治癒するのにエリクサーが必要らしい」
エリクサーはありとあらゆる病、死以外の傷を一瞬で治す薬。
その調合にレインボーフラワーが必要だったはず。
「知っての通りレインボーフラワーが生息するのは万象の森の奥。そこを探索するのにはAランク以上は必須。受けてくれないか?」
「私以外にもいい冒険者がいるんじゃないですか?」
「それが・・・・・・」
どうやら俺が思っていたより冒険者と貴族の溝は深いようだ。
ギルドマスターが言うには貴族の依頼は受けたくないって全てのAランク冒険者が言ったらしい。
「分かりました、受けます。その依頼」
「本当か!? ありがとうな!」
ギルドマスターから感謝の言葉を送られる。
依頼も受けたし、現地に向かうか。
■ ■ ■
「こんな直ぐにまた来ることになるなんて以外です!」
「まあ、我は街よりこっちの方が落ち着くぞ」
レティリア嬢とアルファを連れて万象の森に着く。
「とりあえず、レインボーフラワーが生息する奥地を目指そう!」
森に入り、奥地を目指す。
「魔物が向かってくるぞ!」
「分かりました! ここで迎え撃ちましょう!」
グオオオオオオ!!
という雄叫びと共にオーガが俺たちを襲う。
「《鋭爪》!!」
すかさずアルファが魔法で瞬殺する。
アルファならオーガくらい軽く倒せる。
「レティ、まだ走れる?」
「は、はい。まだ大丈夫です!」
レティリア嬢の体力が心配だけど、今のところは大丈夫そうだ。
「もう面倒くさい! 我に乗れ!」
走るのが面倒くさくなったアルファが龍形態になり乗るように促す。
「乗ってもいいんですか?」
『お前達なら特別だぞ、我が盟友よ』
龍が人を背に乗せる行為、それはかなりの信頼を寄せている証明だ。
「盟友、か。レティ、乗りますよ!」
「はい!」
レティリア嬢と二人でアルファの背に乗る。
『飛ばすからよく捕まるんだぞ!!』
ビュン!! という風の音と共に凄い速度で飛ぶアルファ。
「はわわ、速いです!」
そして、あっという間に目的の奥地にたどり着く。
「ここからは強い魔物がでます、気をつけて進みましょう!」
「我らなら楽勝だぞ!」
「が、頑張ります!」
三人で進んでいると前方から魔物の気配を察知する。
「アルファ」
「セリスも気づいたんだぞ?」
中々強いぞ。例えるならゴブリンキングより少し強いくらい。
「奥地ですから。Sランクの魔物くらい出てもおかしくないです」
レティリア嬢にもそのことを伝え、接敵に備える。
「《開闢》!!」
「《簡易結界》!」
レティリア嬢の結界魔法を予めかけてもらい、俺は《開闢》を使用する。
『人間に竜、珍しい組み合わせだな』
予想外にその魔物は俺たちに声をかけてきた。
「ミスリルゴーレム・・・・・・!?」
希少金属であるミスリルで作られたゴーレム。その強さはSランク。
ゴーレムの強さはその体の素材によって決まる。
「喋るんですね、あなたは」
『そうだな。私はこの森の最奥を守っている』
最奥、何かがあるんですね。
「私達はレインボーフラワーを探しにきただけですよ。採取の許可をくれませんか?」
『それならこれを持っていけ』
ミスリルゴーレムが渡してくれたのはレインボーフラワー。
「いいんですか?」
『お前からは悪い気配がしない。なら良い奴』
「ありがとうございます!」
案外すんなり手に入ったレインボーフラワー。
「これで、男爵様の娘さんは助かりますね!」
「無事手に入って良かったぞ」
見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです




