23話
文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
訓練所に着くと、男達が仁王立ちで待ち構えていた。
「良く逃げずに来たなー!」
「お前ら見たいな雑魚から逃げるわけないんだぞ」
心底見下した様子のアルファに青筋を立てる男達。
「俺らはBランク冒険者パーティ、赤龍の集いだぞ! 舐めるなよ!」
赤龍の集いと名乗った男達と相対するアルファ。
「いいからさっさとかかってくるんだぞ」
先に動いたのは赤龍の集いの大剣使い。
「ハアアアッ!」
唐竹割りをアルファに向かって放つが、
「よ、っと」
余裕で避けるアルファ。
「《アイシクル・バレッド》!」
当たったものを凍らすことができる魔力の弾丸を男にぶつけるアルファ。
「なんだこれ!?」
そうそうに一人が戦闘不能になった赤龍の集いは焦る。
「おい、あいつやば──────」
「話してる余裕があるのか?」
間髪入れずに残りの男達を凍らせるアルファ。
「ふん、他愛もないぞ」
やっぱりアルファの魔法はすごいな。
確か、魔力の弾丸を操る魔弾師だったはず。
「じゃあ、早速ゴブリンを狩りに行こうか!」
「・・・・・・分かったぞ」
アルファと向かったのは王都西側にある古代遺跡、ダララン遺跡だ。
「強い魔物はいなさそうだぞ」
「居なくていいんだよ」
この狩場は低ランク冒険者も利用することが多く、強い魔物がでると死者が出る危険があるからな。
「あ、ゴブリンだぞ!」
アルファの索敵能力は高く、見つけた瞬間魔法の弾丸を放ち一瞬で殺してしまう。
「何か、歯ごたえがないね」
「だから、そう言ったんだぞ!」
プリプリと怒るアルファと共にダララン遺跡の最下層まで降りる。
「流石に最下層になると中々強そうな気配がするね」
「楽しみだぞ!」
二人で探索を続ける。
■ ■ ■
「《流撃》!」
「ゲギャ!?」
襲ってきたゴブリンの集団を撃退し、魔石を回収する。
「セリスのスキルはおかしいぞ」
「そうかな?」
やっぱりドラゴン目線でも魔導合気は異質な武術らしい。
「結構倒したね」
「もう飽きたんだぞ」
そろそろ帰る空気になってきたその時、
「ッ! 悲鳴?」
「我にもそう聞こえたぞ」
「助けよう!」
アルファはとても嫌そうな顔をしたが結局は着いてくる。
悲鳴が聞こえた方向に向かって走る。
「あそこだぞ!」
「オーガだって!?」
ダララン遺跡にいるはずのない魔物に驚く。
「とりあえず助けるよ、《重撃》!」
「分かったぞ! 《ショットガンバレッド》」
俺の拳がオーガの左脇腹に突き刺さる。
その怯んだ隙にアルファの弾丸がささる。
《ショットガンバレッド》は現代のショットガンのように大きく広がる弾丸を放つ近距離用の魔弾だ。
「む、これで倒れなかったんだぞ?」
「ただのオーガではなさそうだね」
襲われていたのは三人の冒険者パーティのようだ。
そのうちの二人は気絶していて意識がない。
「俺の食事のじゃまをするな。人間」
喋るのかこのオーガは。
そういえばエレナ先生が言っていた。
オーガの力は頭の角の本数に比例すると。
このオーガは、
「お前、四本角のオーガだぞ? どうりで気配を感じなかったはずだぞ」
アルファの指摘通りこのオーガは四本の角を持っている。
オーガは気配の操作ができる個体がいて、角の本数が多ければその技術も高いそうだ。
今まで討伐されたオーガは最高でも三本角が限界らしい。
「へえ、それは楽しめそうだぞ!」
その事をアルファに伝えるととても嬉しそうに笑う。
「援護は?」
「要らん!」
はあ、とため息をつき、意識が内冒険者の治療をしに傍に寄る。
「ねえ、あの子に任せて大丈夫かしら?」
俺らのやり取りを見ていた冒険者の女性が心配そうに声をかける。
「大丈夫ですよ。むしろオーガの方が可愛そうなくらいです」
三人の治療を終え、アルファとオーガの戦いを見る。
「むう、お前なかなか強い!」
「それはどうもだぞ?」
オーガに向かって何十発もの弾丸を放つアルファ。
しかし、その一撃一撃が軽く致命傷にはならない。
「ハアアアッ!」
「効かないぞ!」
オーガの放つ上段突きを軽々と避け、お返しの弾丸を放つ。
「ちょこまかとウザイ!」
「なら接近してやるぞ」
アルファは突然避けるのをやめ、ノーガードでオーガと殴り出した。
ボゴォ! ドゴン! とえげつない音をだしながら殴り合う。
「あ、あの子大丈夫かしら?」
「大丈夫ですよ」
今は人間の姿だが、元はドラゴンなんだ。
俺がスキルを使い全力で殴っても倒せなかったんだから、オーガごときに勝てるわけない。
「人間、何故倒れない!?」
何回殴っても倒れないアルファに畏怖を込めて叫ぶオーガ。
「我とお前では自力が違うとだけいっておくぞ《竜閃撃》!」
アルファが放ったその拳、オーガ当たった瞬間眩い光を放つ。
その光が止むと、
「た、倒したの?」
「アルファの勝ちですよ」
上半身が消し飛んだオーガがそこに居た。
「まあ、少しは楽しめたぞ!」
見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです




