15話
文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
基礎戦闘の授業も終わりレティリア嬢と昼ごはんを食べている。
すると、ティオナがおずおずと声をかけてくる。
「あの、ご一緒してもいいですか?」
「勿論いいですよ」
談笑しながらご飯を食べる。
「ティオナ様は槍の扱いが上手いんですよね?」
「レティリアさん、私のことはティオナと呼び捨てにしていいですよ?」
やっぱりティオナは平民だからとかそういう差別意識はないようだ。
ティオナなら大丈夫だな。
「この三人で遠征のパーティを組みませんか?」
そう提案するとレティリア嬢が食いつく。
「いいですね! 是非組みましょう!」
「えっと、私でいいんですか?」
遠慮気味に反応するティオナ。
「あなたならレティを差別しないで関わってくれるでしょ?」
「それはそうですけど」
なら決まった様なものだ。三人でワチャワチャと話す。
「でも、あと一人どうしましょう?」
「うーん、なるべく後衛の人がいいと思いますけど」
パーティは基本的に前衛と後衛に別れる。
敵を引き付け前線で戦うのが前衛。
そして、魔法などで前衛をサポートするのが後衛。
俺とティオナが前衛だ。レティリア嬢は勿論後衛。
確かにバランスを考えたら後衛の人の方がいいな。
誰を誘うか悩んでいると、ルドルフ殿下がにこやかに話に割り込む。
「ならボクがそのパーティに入ろうか?」
「・・・・・・殿下」
どう断ろうか思考をまとめていると。
「え、殿下が入ってくれるんですか!? 勿論いいですよ!」
ティオナー!? クソ、こうなったら断れない。
「殿下が入ってくれるなら心強いですね」
「顔が引きつってるよ、セリス嬢」
チッ、顔に出てたか。気をつけないと。
「そんなに嫌そうな顔をしないで欲しいな」
だって実際嫌だし・・・・・・。
「それでは、殿下がパーティリーダーをやってくださいよ」
「なぜボクなんだい? 君の方が適任じゃないかい?」
そう言われるのは想定済みさ。
「だってリーダーなんて、めんどくさゲフンゲフン殿下のリーダーシップに期待してますよ」
「セリス嬢、今めんどくさいって言ったよね?」
気のせいじゃないかな。
しばらくジト目で俺のことを見ていた殿下だったけどため息をつく。
「まあ、いいよ。ボクがパーティリーダーをするよ」
「ありがとうございます」
何とかリーダーを押し付けることができた。
そうして、遠征に行くパーティメンバーが決まった。
────そして週末。
俺とレティリア嬢は約束した通り、王都の観光に来ている。
「わあ、時間がなくて殆ど出かけてなかったんですがいい街ですね!」
「そうですね。ところで、どこか行きたい所とかありますか?」
レティリア嬢はしばらく考え込んで、答える。
「それでは、武器屋に行きたいです」
「武器屋?」
曰く、新しい短剣が欲しいそうだ。
レティリア嬢は後衛だ。けど、もしものために短剣を持つのが後衛の基本だ。
武器屋か、ならあそこだな。
レティリア嬢を連れて王都一番の武器屋に入る。
「ここがオススメの武器屋ですか?」
「ここが王都一の武器屋ですよ」
内装はシンプルな感じでそこまで広くない。
確かに広くはないが武器の質は王都一だと思っている。
「いらっしゃい」
店主はドワーフで、少し素っ気ない。だが、それもご愛嬌である。
「店主さん、短剣を探しているのですが」
「そこにあるから適当に見繕ってくれ」
店主は短剣が沢山入っている樽を指さす。
レティリア嬢と二人で樽の中を物色する。
「やはり、この店の武器は一級品ですね」
「でも、いい武器を作る店なのに何で客が少ないんですか?」
俺たちの会話が聞こえたのか店主が口を開く。
「貴族が、俺の店の悪評を流したんだよ。おかげで商売上がったりだ」
店主の事情を聞くと、最近出来た店を貴族が懇意にしているそうだ。
何でも裏金を握らせたとか噂もあるらしい。
それでも冒険者達はこの店を利用していたそうだ。
それが気に入らなかった相手の店が貴族を使ってこの店の悪評を流したそうだ。
更にこの店に入る人達を襲撃して、脅したりもしているらしい。
そうなれば次第に人が寄り付かなかくなった。
「それは酷いですね。その貴族の名前は分かりますか?」
「マルセル伯爵だとよ」
マルセル伯爵、確かかなり黒い噂も聞く貴族だ。
「安心してください。市民の襲撃を指示するような貴族を私は許しませんから」
「あんた何者だ?」
怪訝そうな顔をする店主。
「私はセリス・ミズワール。ミズワール公爵家の長女です」
見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです




