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夢見の聖女はできるだけがんばる  作者: Nomu


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2.守り(みえる)

『20分 ストレッチ』


私は宿のベッドでうつぶせになって、「それ」からストレッチを受けている。体の筋が伸ばされて、思ったより気持ちいい。疲れがとれる感じがする。


どういう思考でそうなるのか分からないけど、人助けをして颯爽と去ろうとしたところを、荷物忘れで戻ることになって恥ずかしかったのが、「それ」のお気に召したらしい。


これまでも、私が恥ずかしい思いをすると「それ」の機嫌が良い、そんな気がする。やっぱり性格が悪い。


「…っ!…ちょっと!」

心の声が聞こえたのだろうか。ストレッチの難度が上がった。普段からやってるから、私の体は柔らかいほうだと思うけど。その姿勢は厳しい。ちょ、ちょっと、それ以上は無理。ぐーって押すのやめて。いたたっ、だめだってば。


…結局、ストレッチで疲れた。文句を言う元気はないし、もちろん「それ」が聞いてくれるはずもない。今晩は浄化の魔法をかけて、そのまま寝よう。気持ちの問題で、お風呂は明日の朝に入ろう。

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