↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢見の聖女はできるだけがんばる  作者: Nomu


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/31

9.要塞-①(みえる)

『50回 上体起こし』


ちょっと微妙な空気になったけど、作戦会議は無事終わった。隣の街の人の視線は、半信半疑という感じ。そこはなんとか、信じてもらうしかない。


宿に戻り、こまごました道具を調整して、借りてきた記録を確認する。亜人の属性の魔物は、それなりの知能を持っていることが多く、攻撃が多彩だ。それらを知っているかいないかが、生死を分ける場合だってある。


「…ふっ…ふっ…」

私は真剣に準備してるのに、「それ」は平常運転だ。私はやむをえず、記録を確認しながら、単に腹筋運動とも呼ばれる、上体起こしをしている。


「…ふっ…ふぅ…」

腹筋を鍛える運動の定番。膝をたてて、足は「それ」がおさえている。これも重さのバランスの関係で、男性より女性の方が負荷が高いと思う。


「…ふ…ふっ…」

記録の確認に集中しよう。要塞の上位種は手強い。弱い者を集中的に狙ったり、人質をとったという話すらある。


「…ふっ…」

亜人の属性の魔物は、女性を繁殖目的で襲うことがある。つかまった女性の末路は悲惨だ。今回の要塞でも、被害がでてしまったのだろうか。


「…」

えーっと、「お願い、許して!」「ゴブブブ、体は正直だぞ、ほれほれ。」「いや〜だめ〜」…この部分絶対いらないよね。


「…ふぅ…ふぅ…」

しんどくなってきた。上半身の重りについて考える。男の人と話をするとき、視線がときどき、下に動くことがある。男の人は、そういう生き物らしい。謎だ。


「…ふ、うっ…」

さわりたくなるのも、私にはよく分からない。領主のおじいちゃんなら教えてくれるかな。


「…ふっ!…ふっ!…」

もうっ!全然集中できない。はやくカウント0にして、ぬるめのお風呂にゆっくりつかろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。