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⑧本文抜粋 嫌な奴
「言っとくけど、モモが最下位だったのは解答欄がずれたからだし!」
妹が馬鹿にされているとアカヤは二人の間に割って入った。
別に喧嘩をしていたわけではないけれど、モモは厭味ったらしい口調のレオとの間に入ってくれたアカヤに少し感謝した。
「だとするのなら少しばかり落ち着きをもったらどうだ?普段から君たちの言動は少々目に余ることが多い。」
「「(なんなの?こいつ!ヤなやつ!ヤなやつ!)」」
双子の心はシンクロした。
「大体勉強ができてもさ、魔法の力が弱ければ意味ないじゃん!」
アカヤの言葉にレオは眉をひそめた。
レオの魔力量は決して少なくはない。
ただアカヤのそれが異常に多いと実技の時間に担当教諭が言っていたのだ。
「それに俺らはここに来る前から魔法が使えたし!モモなんて怪我を治せるんだぜ!」
自慢げにアカヤは言った。
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「「ヤなやつ!!」」
見事なまでに揃った二人の声にキヨは苦笑する。
「キヨもさ!あんな奴と仲良くするなよな!」
アカヤの強い口調に思わずキヨは頷いてしまった。
「(あのノート気になったけど借りるのは無理そうだな。)」
キヨは心の中の言葉を飲み込み、大きなため息をついた。




