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⑦本文抜粋 天羽菫
『「好かれなくてもいい。嫌われてなければ家族として生きていける。」そんなスミレの言葉がレオの感情を揺さぶった。家族とは愛し合うのが普通ではないのだろうか?嫌われていなければなんて悲しいこと、自分と同じ年の女の子が言うなんて思ってもみなかったのだ。』
『計算は嫌い、漢字も難しい、歴史何て何の意味があるの?今まではそう思っていた。でも今日からは違う。計算も漢字も歴史も全部レオがスミレの為に時間を割いて教えてくれた知識だ。一つの取りこぼしもしてはいけない。』
『許されるのならばスミレはレオを連れて学園から逃げ出したかった。最近の魔法界はおかしい。明らかに何かが動き出している。
でもレオは逃げ出すなんてことはしないだろうと知っている。だからせめて、傍にいて彼の役に立ちたかった。』
『「私はレオ君の邪魔をする人は許さない!レオ君の為に生きている。だってレオ君が私を生かしてくれたんだ!今度は私が恩返しをする番!」誰の目にもそれが無謀だと分かった。スミレ自身も分かっていたのだろう。そして選んだ。自分よりもレオの命を優先することを。』




