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15話

昼休みの教室は、いつも通りざわついていた。


咲は机で弁当を広げながら、いつもの調子でかおりと話している。


優は少し離れた席で、スマホをいじりながらその会話をなんとなく聞いていた。


咲の顔をジーっと見ながら、かおりがぽつりと言う。


「咲ってさ、普通に可愛いよね」


咲が一瞬止まる。


「急に何」


即否定。


でも、かおりは引かない。


「ほんとだって」


「男子とか、普通に言ってるし」


咲は納得いかない顔のまま、


「じゃあなんで誰も来ないのよ」


その瞬間、優が割って入る。


「怖いからだろ」


「は?」


また睨まれる。


優はいつも通りの顔。


「お前すぐキレるし」


「誰のせいよ!」


「あと口強い」


「うるさい!」


「ほらそういうとこ」


かおりが笑いをこらえきれなくなる。


「確かに、ちょっとわかるかも」


「かおりまで!?」


咲が机に突っ伏す。


かおりは小さく息を吐く。


それから、ほんの少しだけ笑う。


(でもかわいいは否定してないんだよね)


いつもの騒がしさに戻る教室の中で、


かおりだけが、少しだけ納得した顔をしていた。

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