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街見物に出発


大福と温かいお茶のセットを3人分出した。ハロルドさんの全身から喜びを感じる。ハロルドさんは大福を丸ごと口に放り込んだ。いや、喉詰まるだろ、それ。しかしハロルドさんは口をモグモグさせ何事もなく飲み込んだ。ついでにお茶も全部。(すげえ。これがミーヤギルドの長の実力かっ…。)いや、何言ってんだ私。

「うまい!甘すぎないし、この不思議な食感!マーサから聞いてた通りだ!」

「ハロルドさんも甘いものが好きなんですか?」

「砂糖は高価な物だし、蜂蜜は採取が難しいからな。果実は割と流通してるんだが…さて気を取り直して、この冒険者ギルドは魔物の討伐や薬草採取以外にも依頼を達成して報酬がでる仕事もある。依頼の仕事は期限内に達成できなければ罰金が発生するから受注の際は気をつけろ。レンはこの世界に来てとりあえずの身分証明の為に冒険者ギルドに登録したんだろ?この世界には他にも色々な仕事があるから生活に必要な金を稼ぎつつ自分に合った生き方をさがすといいさ。まあ、どんな仕事をしても冒険者ギルド本部からの監視はそれなりにあると思うが転移者の宿命だと思って諦めてくれ。俺は大きな問題を起こさなければレンの好きに生きればいいと思うぞ。マーサも多分同じだ。」

そっか。冒険者にこだわる必要はないんだ。他で上手くいくかは分からないけれど。水丸もいるし。まあ、ゆっくり考えよう。

「とりあえず魔物を買い取りに出して街を見物させて貰います。色々教えてくれてありがとうございました。何かあったら相談してもいいですか?」

「ああ、いつでも相談してくれ。じゃあ、頑張ってな。」

私は応接室を出て買い取りカウンターに向かった。角兎×2=800ガル、牙猪×1=4000ガル、大角鹿=8000ガルだった。大角鹿の角は薬の素材として貴重なんだとか。解体費用1500ガルを引いて11300ガルを受け取った。受付でギルドカードの更新もお願いした。

「レンさん、資格に(魔法取扱者)がでてます。職業を(魔法使い)に変更可能です。」

「職業を魔法使いにするとどうなりますか?」

「職業にするだけで魔法の威力が上がりますし、その職業を続ける事で更に魔法の威力を上げたり新しい魔法を覚える事も有ります。」

もう少し詳しく聞くと資格が増えるとなれる職業が増えて職業にするとその職業関係の能力がレベルアップしたりするみたいだ。職業にしないとレベルアップはしないらしい。私の職業テイマーはマーサさんの言わばインチキみたいなものでなったんだが、外して問題があったら困る。魔法の威力を上げる必要も感じない。

「職業はテイマーのままで大丈夫です。」

受付の女性からカードを受け取り私は壁の張り紙を見に行った。どんな依頼があるのか確認しておきたい。そこには誰かに荷物を届ける仕事や畑を荒らす魔物の駆除、子守なんてのもあった。けっこう色んな依頼があるんだな。確認を終えた私はミーヤの街見物に出発した。










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