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名付け


午前5時目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた。私はパジャマ代わりに出したロングTシャツを脱ぎ昨日と同じ服を出して着替えた。トーストとコーヒーを出して朝食を食べているとスライムが起きたようだ。私の脱ぎ散らかしたパジャマと服に近づき消化してくれた。だらしない私にぴったりのペットだ。スライムは消化を終えると少し色が濃くなる。もう少し濃くなると魔石を出してくれるのだろう。今までの様子を思い出すと多分間違いないと思う。

「スライムりんごジュースもいる?」

『きゅ~!』

ピョンとテーブルに乗ってきたのでりんごジュースを出してスライムにあげた。そういえば名前を付けてないな。スライムをスライムって呼ぶのはペットの犬を犬と呼ぶのと同じだよな。だいぶ仲良くなったのにそんな呼び名はあんまりなような…

「ねえ、スライム。あなたの名前を何個か考えたんだけど…」

ぱっと期待のこもったような目で私を見つめるスライム。

「まず、一個目が、スラリン」

不満そうな顔をするスライム。まあ、私もこの名はどうかと思う。じゃあ提案するなって?一応聞いてみただけだし。

「二個目が、スラッピー」

またまた不満げなスライム。適当感満載だもんね。すいません、ペットの名付けなんて初めてなんですよ。

「三個目が、水丸」

スライムがぱっと笑顔になった。これも水色で丸いからっていう見たまんまの名前だが気に入ったようなのでこの名にしよう。

「じゃああなたの名前は今日から水丸!これからもよろしく水丸。」

『きゅ~!』

水丸は元気な返事をした後淡く白く光った。光が消えて私の頭の中に声が響いた。

《名前をありがとう、蓮》

水丸の声だった。



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