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異世界 IN THE 頭部  作者: ぽかり。
5/7

純な成人男性のための文学

オープニング、少年心をくすぐる音楽が流れ出す。

「開眼!僕、異世界転生!!」

中年の男が、15歳くらいの-冒険の主人公は、15歳だと相場が決まっている-少年に変身する。

ほとんど裸の女の子が、電動マッサージ機のようなステッキから魔法を出す。波打つ赤い魔法は、ワニ頭の気の弱そうな化け物にぶつかると、そいつを丸焦げにする。女の子は、モコモコして可愛らしい狸のような生き物(ピンク色の毛並みを持つ)とハイタッチをして喜ぶ。

別の女の子が現れる。さっきの子が可愛い系なら、この子はかっこいい系だ。アナルビーズのようなステッキから、青い鉛筆のようなものを飛ばす。クマの体をしたタコは全身を貫かれて失血死する。女の子は半ケツで「フン」とクールに鼻を鳴らす。

悪人ぽい人達が、およそ規範的に整列している。それぞれ怪しげな笑みを浮かべたり、睨んだりしてるが、いかにもわざとらしい。演技指導をもっと徹底したほうがいい。人を活かそうと思うなら、変にちやほやするよりも、間違っていたり、甘いところがあったらちゃんと指摘するべきだ。

ここでサビが来る。

オーオーオー!レツゴー、ファイト走り続けろ!

レツゴー、イエー、オーオーオー!いけるぜ!


「監督」

「どうした?」

主役である天王寺秋羅役の鈴木が、大天使山本に声をかけた。

「このシーンの秋羅の気持ちがわからないんですが、、、。本命の竜田川院愛がそばにいるにもかかわらず、どうして秋羅は地下水寺心とヤっちゃうんですか?秋羅は、愛のことをどう思っているんですか?どんな気持ちで、心とセックスを、、、。」

大天使は鈴木の話を断ち切るように言った。

「そこにヤレる女がいたらヤる。それだけのことだよ。あんまり深く考えないほうがいいよ、人間のことなんて考えたってどうせよくわかんないんだから、考えるだけ無駄だよ。」

「そばに愛がいるのに?」

「それは興奮材料だよ」

「この先もこんな展開があるんですか?」

「原作者はこの先も、こういう方向で行くって言ってる。多分、つくし山姫花も、星空満天子も、くノ二多子も、秋羅とヤっちゃうんだろうな。ぼくは、姫花が推しだから、少し悲しいね」


「僕、愛に飢えた狼、、、。」

脱線ばかりで先に進まない、、、。

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