メイド服を着た巨乳の17歳
「追加のお料理を運びましょうか?」
メイド服を着た巨乳の17歳が、可愛い声で尋ねた。(髪の毛の色は、かき氷にぶっかけたい、ハワイアンブルー!!)
「ああ、君の身体をいただいちゃおうかな」
大天使は神秘的な表情を作って、そう言った。
「眩しい、眩しい」
道化が、大天使の背後から差すLED電球の光線に目をくらませている。奴隷の操作する電球だ。
「おい奴隷!」
道化が猛々しく叫んだ。その声に怯えた17歳のメイドは、ピュッ、とゴキブリのようにドアの下の隙間から逃げてしまった。
「そんな風にして逃げなくてもいいじゃないか、、、」
大天使はショックを受けてうなだれた。と、そこに奴隷が、申し訳なさそうに大天使のダサい椅子の背もたれの裏から姿を見せた。道化は卑屈な人特有のにらみ方で、奴隷をにらんだ。
奴隷は体長が3mほどあるため、50cmしかない道化は、自然と見上げるような格好になる。道化はプライドをシリコンで固形化したような特別な生き物なので、そのような姿勢になることが許せなかった。だから、奴隷をにらむ時はいつも、自分から奴隷を遠ざけて、首の角度を出来るだけ小さくすることに命をかけていた。しかしこの時は、二人とも大天使山本の寝室にいたので、そのような策を講じることは物理的に不可能だった。記念公園くらいの、穏やかな草原が必要なのだ。
「お前のLED電球の操作が下手くそなせいで、大天使山本の性的な関心対象が逃走してしまったぞ?すべて、お前の責任だ。どうやって責任を取る?なに?まだ考えてない?おいおい、お前それでも社会人か?学生アルバイトでももっとマシなことをやる。お前みたいな出来損ないに払う金はないぞ」
「僕は社会から排除されている。だから、社会人じゃない」
「、、、屁理屈をこくんじゃあ、ない!」
「それに、あの子が逃げたのは、あんたの声が福山雅治の声に全然似てなかったからだ。まともな声じゃないのに、あんなに大声を出すもんだから、振動する大気が痙攣を起こしたようになっていたし、多分下界にも聞こえてる」
「なんだって!?」
下界では紀貫之がジェンガをやっているところだった。紀貫之は、道化の声を聞いて動揺し、ジェンガを崩してしまった。また、そのせいで「ライトアンドダークネスドラゴン」のカードと「ダークアームドドラゴン」のカードを手放すことになった。
「ちくしょう!」と、紀貫之は言わなかった。なぜなら、彼はその時初めて奴隷という概念を得て、それどころではなかったからだ。以降、彼は遊戯王をやめたといわれている。




