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ただ・・・  作者: You
Ⅱ。。。
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15/23

ⅡのⅤ

ちょっとしたお伽噺なんていかがですか?


この国へ訪れるものはそう居ない。

貴方が見るのは結局はお伽噺・・・それとも?

 たった一人、真夜中に歩く子供がいた。この道は人気がなく暗いので、少し不気味だ。ましてや真夜中、なおさら人気がない。子供は見た感じ13、4歳だろう。身長は160センチあるかないか。フードをかぶっているせいか、性別がわかりにくかった。だが、体格からして女だと思われる。

「この街も死んでる・・・。」

 女にしては低い声の子供。少女はフードを右手で後ろに落とした。その瞬間に風が吹いた。少女の髪がふわりと揺れたその姿は、誰が見ても美しいと言い表すだろう。しかし、真夜中のせいで少女の顔はよく見えない。ただ、空に散りばめられている星屑と半月によって、少女の髪色と髪の長さがわかる。髪は美しい赤紫色で、少し銀色がかっていた。その髪は少女の頭の後ろで一つに纏められ、腰の少し上のあたりまで伸びていた。

「この街はいつまで保っていられるかしら・・・。まあ、あたしに関係ない話だけど。」

 小さな口をのんびりとした口調に合わせて、ゆっくりと動かした。のんびりした口調はどこか、淡々としている。

「早くお城に戻らなくちゃ。お兄さまにド突かれてしまう。」

 そうして少女は走り出した。腰にある剣たちが少し音を立てている。少女は闇に消えていった。


―――数日後の城下町、キルト―――

「なあ、聞いたかい?最近、man―eating princess《人食い姫》(通称:mepメップ)が街を殺したらしい。」

 この街の喫茶店にきた常連客に話しかけた店主。常連客はその店主に注文したパスタを受け取りながら、

「メップも恐ろしいことをするよな。一度お目にかかってみたいものだ。しかし、姫とは・・・。」

といって、笑った。実はこの常連客、メップを信じていないのだ。しかも、店主とは親しいのに名前を一度も名乗ったことがない。付けられた名前は店の名前を一部抜き取った「レイ」。見た目は20歳くらいだろう。実際は16歳だが、それを知る者はいない。

「姫とは呼べないからな、この国では。本物の姫がいる、この国ではな。」

 店主はほかのお客さんにいらっしゃい、と言いながら会話を続ける。

「誰がメップを見たのか・・・。メップを見たものは殺されると言われているのになぁ・・・。」

 名無しの常連客、レイはそう言って笑った。それはそれは不気味に。


―――キルトのある国の城にて―――

 日がてっぺんに登った頃。この国のお姫様・・・らしくない姫は兄である王子に追いかけられていた。息を切らさない姫と息を切らしながら追う兄は忙しく口を動かす。

「ま、待て!!・・・っ・・・スカイ!!・・・ッハァ・・・」

「お兄様、止まって聞いて下さい、わたくしのお話をー!!」

 息を切らさない姫に少し苛立つ兄の王子様・・・名をシー王子。二人の距離は短くも保たれもせず、ただただ広がるだけ。ちなみに姫の格好はというと、兵隊になりすましている。

「早く正装に・・・ッハァ・・・着替え・・・ッなさい!!」

「婚約なんてお断りだわ、息が切れてるお兄様!!・・・キャァ!!」

 誰もが驚くほど豪快に、でも何処か上品に転んだお姫様・・・名をスカイ姫。どうやら王子と王様に婚約を仕組まれたようすだ。

「つーかーまーえーたーっ!!おい、スカイを正装に着替えさせろーーーーー!!」

 メイドと兵のものに連行されたお姫様は、あの真夜中の少女と同じ赤紫色の髪を揺らしながら兄の王子様に暴言を吐いて角を曲がった。

「お兄様のバカーーーー!!早く息を整えてみせなさいよ!!」

 最後の一言は暴言と呼ぶかは不明・・・だが。

「顔だけはいいのだが、性格はどうにかならない物か。あの髪も・・・。隣国の王子・・・ロイド様に気に入って貰えれば良いのだが。」

 王子様が言った言葉は、空気に溶けていった。


―――真実―――

 あの常連客は「レイ」では無く、隣国の「ロイド」だった。お姫様の情報を知るためにわざわざ隣国から訪ねていた。そして、お姫様のスカイは「man―eating princess」・・・人食い姫だった。だが、決して人を殺すようなことはしていない。悪人を消したせいで街がなくなりそうになると現れ、その現状を兄と父に伝えていた。まあ、彼女が悪人をしていたら、その街は悪人がいなくなり人口が減る。なので街が消えかける。彼女は殺さないで生かしているが、悪人は恐ろしさにその街から消えていくので仕方がないと言ったら、まあ仕方がない。

「貴方がスカイ姫・・・ですか。」

「・・・そうですが、何か問題でもございますか?」

 ロイド王子はクスリと笑い、

「本当は人を殺していない<人食い姫>・・・メップさん?」

「な・・・!!」

 意外とこの二人はお似合いかもしれない。正義の少女と謎多き王子様。もう二度と王子はあの店には訪れないが、お目にすることはあるだろう。


「・・・って、夢?!」

 みたいな正夢を見たスカイ姫のお話でした。

何を書いているのかどんどんわからなくなってきました。

スイマセン・・・


いかがでしたか?

楽しんでいただけたでしょうか?

どうか感想を・・・!!お願いします。

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