↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

98/107

097 ホムラ王の爆弾発言



「リタから離れろ、下衆野郎」



これほどまでの怒りを感じた事はあっただろうか?




マイムとホムラは初対面の頃から仲が良くなかった。


父親同士は仲が良かった。

お互いの息子を紹介しようと、初めて対面させた時の事だった。


マイムはホムラよりも小柄だった。

その事をホムラは「チビだ。女のようだ」と馬鹿にした。

それにキレたマイムが思いっきりホムラの顔をぶん殴ったのだ。


そして取っ組み合いの喧嘩が起きて、それ以来顔を見合わせるたびに喧嘩をした。

父親同士はどうにか仲良くさせようとしたが無駄だった。


そしてホムラの父親が病で亡くなり、ホムラは若くして王となった後も二人の仲は変わらなかった。



マイムは己のスキルの事を散々ホムラに馬鹿にされた時も怒ったが、今ほどの怒りではなかった。

リタに気安く触れたホムラに、マイムは血が煮えたぎるくらいの怒りを感じた。




「聞こえなかったか?さっさとリタから離れろ」

「・・・へぇ・・・随分早いお迎えだなぁ・・・」

「マイム・・・ムゼンさん・・・」


突如姿を現わしたマイムに周囲はざわめいていたけれど、王に剣を向けている事に兵士達がマイムを取り囲もうとした。


「まあ待て、お前らは何もするな」


それをホムラが片手を上げて制止させ、兵士達を下がらせる。

ホムラの妻達も何人か身構えていたけれど、シャクヤク、サザンカ、ツバキが大丈夫と言って落ち着かせた。



「当然てめぇが来るとは思ってたが、まさかこんなに早く来るとは思わなかったぜマイム」

「昼間からどうどうと人攫い事件を起こすとは、とても王のする事とは思えないなホムラ」

「剣を下げろ。俺様を誰だと思ってやがる」

「人攫いという下衆な事をしでかした張本人以外、何だと言うんだ?」



ばちばちばち!!!



う、うわぁ・・凄い二人の間に火花が見える・・。


リタは会いたかったマイム、そしてムゼンも来てくれた事を喜んだがマイムとホムラのやり取りに冷や汗を流していた。


「リタは返してもらうぞ。彼女は俺達の国の大事な住人だ」

「俺達の、ねぇ・・・それだけか?」


ホムラはにやにやしながらマイムを見下ろす。


「噂じゃあ、そうとう御熱心らしいじゃねぇかマイム・・。その様子からすると・・本当みてぇだな」

「・・・・何が言いたい・・?」

「・・・・よし、決めた」


ホムラはリタを指差し、とんでもない事を発言した。



「この人間の女、俺様の記念すべき10番目の妻にする!」


閲覧ありがとうございます!

もし少しでも面白い、もっと読みたいと思われましたら評価やブクマしていただけると大変ありがたいです(*´▽`*)

頑張ろうって力が湧いてきます!

よければ↓に☆がありますのでこれをタップして評価お願いします


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。