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079 畑づくりにもシャボン玉のスキルが役に立つ!? 1



クリーンシャボンはほんとに凄い。

どんな汚れもあっという間に綺麗ぴっかぴか。

シミなんて元からなかったかのように綺麗になる。


「今日も良い天気だから、午後には乾くね」


夕方、預かった洗濯物は返さなくちゃいけないし。

まあでも、乾かなくてもムゼンさんの風魔法で乾かすつもりだからその点に関しては問題ない。

雨で洗濯できなかったら、水洗いなしでも洗濯できるしね。


「でもやっぱりお日様の下で乾かす洗濯物が一番だよね~・・」


大量の洗濯物を干し終えて、ちょっと休憩。

ムゼンさんは近くの木の下で悠々とお昼寝中だ。

店主のウェーブさんはというと、一心不乱にお洋服作り。

普段の姿とは正反対で、やる気に満ちてる。


≪裁縫師≫のスキルを持ったウェーブさんはまずハサミの使い方がもの凄く鮮やかだ。

ほつれもなく、布をすっすっとまっすぐ狂いもなく切っていく。

流石である。


今ウェーブさんは紙とペンを持って、注文を受けた服のデザインを考え中だ。

注文主は、洗濯物を持ってきた5人の子持ちおばさん。

一番の上の子の誕生日が近くて、可愛いドレスのような服を作ってほしいとの事。

その子の趣味や好みを色々聞いた上で、その子が心から喜んでくれるように、とウェーブさんは何枚もデザイン画を描いてる。


村一番のナマケモノと称されているウェーブさんだけど、仕事に関しては村一番で真面目だという事を私は知った。




「今日のお弁当も美味しそう~」


マイムが作ってくれたお弁当は野菜もお肉もバランスよく入ってる。

お昼の時間になって、ムゼンさんもようやく長いお昼寝から目を覚ました。

ウェーブさんもちゃんとお弁当を食べてる。

ただいつもウェーブさんのお弁当はサンドイッチ系の片手で食べられるタイプだ。

これなら食べながら仕事ができるという事、らしい。

中々デザインが決まらないのか、がりがりペンを走らせながらサンドイッチに齧り付いてる。


『あの様子では長引きそうだな』

「そうだね。後で美味しい紅茶入れてあげよう」


いわゆるお茶タイム、おやつタイムだ。

ちょっと休憩を挟んだ方が、良いデザイン浮かぶかもだし。


『今日もやるのか?庭いじり』

「勿論!」


ウェーブさんのお店の裏側には大きな庭がある。

小さな畑が作れそうなくらい。

ただずっと手入れをしていなかった為、私の身長ほど伸びきった雑草で庭は侵略されている状態だった。

とてもじゃないけど人が歩ける状態ではなかった。

だけど。


「ムゼンさんのお陰で雑草はすっかりなくなったから助かりました!」

『全く・・我の風魔法を草刈りに使わせるとは・・』


ムゼンさんは風を鎌のように対象物を切り裂く事もできる。

その力で昨日は伸びに伸びていた庭の雑草を刈って刈って刈りまくってもらった。

お陰で庭はようやく歩きやすい状態となった。


『今日は何をするのだ?』

「ちっちゃな畑を作ります!!!」



勿論、ウェーブさんからちゃんと許可は貰い済みだ。


閲覧ありがとうございます!

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