066 銀貨7枚分のお買い物
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良い布を安く手に入れる事ができたマイム。
それらを一度体の中に吸収して、後で預けている馬車の荷台に乗せる予定だ。
約束通り、『スズメのお宿』の前でリタとムゼンを待つマイム。
「マイムー、お待たせー」
「リ・・・・・・タ?」
マイムは思わず動きが止まった。
リタが抱えている紙袋のあまりに大きさに驚いたからだ。
「リタ、随分買い物をしたんだな・・」
「えへへー、これでも金貨一枚分にはなってないんだよ。さ、部屋に戻って食べよう食べよう」
「食べる・・・?」
宿の部屋に戻って、私は紙袋をテーブルの上に置いた。
マイムは紙袋の中身を見て、目を瞬かせた。
「・・・全部、パンか?」
「パンだけじゃないよ。パンに挟むハムや野菜、ジャムも買ってきた!お昼はパン食べよう!」
私はせっせとサンドイッチを作った。
サンドイッチなら料理苦手な私でも何とか作れる。
切って挟むだけだもの。
ハムやジャムはちょっとだけ高価なものを選んだ。
「さ、マイム食べて食べて!ムゼンさんもいっぱい食べてね!」
「あ、ああ。ありがとう」
『遠慮なく頂く事にしよう』
うふふふ、マイム食べてる食べてる・・・!
これで入国税の銀貨3枚、宿代の銀貨4枚、合計7枚分は返したぞ・・!
普通じゃマイム、絶対受け取ってくれないだろうから、ご飯で返すことを思いついたんだけど大成功!
マイムの分には高級ハムを厚めに切ってあげたし。
私は安いハムを挟んで食べた。
これでも十分美味しい♡。
「午後は食料の買い出し中心で回ろうと思ってる。夕方には村に戻る予定だ」
「きっと皆、待ちわびてるだろうね。はい、紅茶」
宿の人に借りたティーセット。
おまけで貰った紅茶が早くも役立った。
『リタ、このジャムを付けたパンは甘くて美味いな。もっと作ってくれ』
「はーい」
「あ・・良ければ、このハムを挟んだのをもう一つ作ってくれないか?」
「いーよ」
ムゼンさんは甘いのも好きみたい。
マイムは、高級ハムがお気に召したようで、夢中でかぶりついてた。
高いのはやっぱり味が違うよね。
・・・・ハムの値段は言わないようにしておこう。
マイムはハムやジャムの事に気づいてます
でもリタの気持ちも察したので、あえて気づかないふりをしました
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