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063 レッツお買い物はじめ!




「待っている間にそんな事があったのか」


またしてもお金がたんまり入った大きな袋を持って、マイムがギルドから出てきた。

思っていた以上に買い取り価格が大きかったようで、これで村の皆に良いものを買う事ができると、マイムは喜んでた。


「うん。おじさんとおばさんと仲直りできてよかった・・」

「あいつらが絡んでいた老夫婦が例の夫婦だったとはな・・・。だがリタ、凄いものを貰ったな」

「私もまさか鑑定できる魔道具が私のものになるなんて、想像もしてなかったよ」


おじさんとおばさんから貰った魔道具は、首から下げている。

ためしにマジックカバンを鑑定してみたらちゃんと使えた。


【マジックカバン】

・時間停止型

・持ち主 リタ・アンジェーロ

・容量は中

・モノの大きさや重さに影響はない


等、ガラス面に表示が出た。


ちなみに中の容量の広さは、たとえばベッドくらいの大きさのものを5人分入れてもまだ余裕があるくらい。

容量無制限という凄いものもあるみたい。

中の容量でも十分すぎるけど。


時間停止型は食べ物を入れても腐らないという事。

これが私には一番ありがたい・・。

だっておやつ入れても平気だもんね!


「そういえば、その大瓶は?」

「ああこれか?」


マイムが別の手に持っていた、青い大瓶。

ちゃぷちゃぷと水のような音がする。


「コンスタントから預かった父さんへのお土産。父さんはこの酒が大好きなんだ」

「あ、お酒・・・。お酒と言えばジェロームさんからの伝言は伝えた?」

「伝えた。そしたら早速今晩にでも白黒はっきりしてやるって張り切っていた・・」

「そ、そっか・・・」


いったいあの二人だとどれだけ飲むんだろう?

スライム族の皆といい、もしかしたらお酒嫌いの私が珍しいのかもしれない・・。


「それじゃ早速買い出しに行こう」

「最優先なのは、種と布だったね」

「ああ。種は『緑の呼吸屋』が一番質が良いんだ」

「『緑の呼吸屋』?」

「色んな植物や種を売っている店だ。勿論野菜の種も売っている。そこに行こう」


『緑の呼吸屋』。

名前からして、確かに植物のお店って感じがする。

どんなお店なんだろう?

緑の壁だったりして。



「ここが『緑の呼吸屋』だ」

「おお・・・・・・」


確かに緑の壁だった。

というより、全部緑だった。

というより。


『・・・・・植物の家、だな』


ムゼンさんの言う通り、緑の植物がお店全体を包んでいて、植物そのものがお店みたいになってる所だった。


マジックカバンの持ち主登録は、留め具に自分の血を一滴滲ませる事で登録できます。

その結果、持ち主以外にはカバンから物の出し入れができなくなります。


閲覧ありがとうございます!

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