↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

55/107

055 スズメのお宿へようこそ



マイムが案内してくれた宿は少し古いけれど、どことなくお洒落で感じの良い宿だった。

電気は使わず光源は魔法ランプの明かりだけというスタイルで、中もとても落ち着いた感じだ。

嫌いじゃない、むしろ凄く好き!


「いらっしゃいませ!マイム様、いつも当宿をご利用いただきありがとうございます!ちゅんちゅん!」


とても明るいスズメの鳥人族が経営してる宿だった。

なるほど、名前の通り『スズメのお宿』だ。


「この子も一緒なんですけど・・」


私は肩の上にいるムゼンさんを見せる。

スズメの受付嬢さんはムゼンさんの大きさを見て、本来は従魔舎という別の場所で寝てもらう決まりだけど、ムゼンさんの大きさから部屋に入れてもOKという許可が出た。


「シーツなど汚さないようお気を付けくださいね!ちゅんちゅん!」

『失礼な。我は汚れておらんぞ!』

「まあまあ・・(小声)。はい、分かりました」

「部屋は個室、二人分で頼む」


マイムがさっさと二人の分の部屋を手配してお金を払ってくれた(朝食付きの一人銀貨4枚で確かに他の宿と比べると安かった)。


「マイム、またお金払ってもらっちゃって悪いよ・・」

「リタは本当に気にしなくていいんだ。これらの資金はお前から貰った例の報酬金から出してるんだ。だからリタは何にも気にする事はない」


あ、あの時の大金から・・。

んーでもやっぱり気が引けるな・・。

マイムの様子からして、返そうとしても受け止めてくれなさそうだ。

・・・・・・こっそりマイムの懐に入れる?

すぐバレるな。


「リタ、これがお前の部屋の鍵だ」

「ありがとう(でも絶対、入国税の分と合わせて返したい!絶対返す!)」


お金の貸し借りはきっちりしたい。

それは私、リタ・アンジェーロである。

鍵を受け取りながら、私は硬く決意した。




「おお、けっこう綺麗な部屋」


一人部屋だから狭いけど、ベッドもちゃんとある。

ちゃんと掃除が行き届いてて、シーツも洗濯したてで清潔みたい。

窓辺には小さな花も飾られてて、サービス心があるなぁ。

従業員も皆、親切だし。


「こういう場所で働きたいなぁ」

『リタは金を稼げるところを探してると言っていたな。ここで働くのか?』


ムゼンさんは私と一緒。

すでにベッドの上で丸くなってる。


「まだ決めてないよ。ただ雰囲気からしてこういう所がいいかなぁって思って」

『いっそ冒険者を目指したらどうだ?リタの力ならモンスターが相手でも通用すると思うが』

「とんでもない!私にそんな度胸ありません!」


何を言いだしてくれるんだろうこの聖獣さんは!

モンスターと戦うなんて・・考えただけでも無理でっす!!!


こんこん。


「リタ、飯を食いに行かないか?」


ナイスタイミングだよマイム!


「さあさ、ご飯食べに行きましょうムゼンさん!」


私は話を誤魔化す為に、ムゼンさんを抱っこしてマイムの所に行った。

冒険者なんて、私には不向きです!


閲覧ありがとうございます!

もし少しでも面白い、もっと読みたいと思われましたら評価やブクマしていただけると大変ありがたいです(*´▽`*)

頑張ろうって力が湧いてきます!

よければ↓に☆がありますのでこれをタップして評価お願いします


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。