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043 『星の洞窟』はどんな場所?



穴の中は確かに暗かった。

でも灯石(魔法石の一つ。微量な光の魔力が宿っている)のランプのお陰で、マイムを見失う事はなかった。


「もうじきだ。念の為マスクを着けててくれ」

「うん」


言われた通り、私はマスクを着ける。

ほのかな光が見えてきた。

出口だ。




ざばぁっ!



水の外に出た。

ぷかぷかとシャボン玉は水の上に浮かぶ。

そして私は、またもや言葉を失った。



星だ。

星空だ。


この空間全体が、星粒のような光でいっぱいだった。

まさに、『星の洞窟』という名前にぴったりだった。



「・・・空気は正常のようだ。毒の影響はない」


マイムがスライム体から人の姿に変わる。

ランプの明かりを消したけど、十分中は明るかった。

私は地面にそっと降り立つ。

すると私を包んでいたシャボン玉は静かに割れた。


「凄く綺麗な所だね・・・」

「この洞窟の岩壁には結晶にまでは満たない灯石が豊富に含まれているんだ」

「そっか。それで星空のように明るいんだね」

「ああ。リタ、こっちだ」


マイムに手を引かれて奥へ。

大きな手の温かさに、また心臓が変な音を立てた。

お、男の人と手を繋いじゃった・・!!!



「リタ、見てみろ」

「え・・・・。・・・・・・・・・・・・・すっごぉい・・・・」


初めて男の人と手を繋いでドキドキしたけど、今度は別の意味で胸が高鳴った。

彼方此方に色んな色の結晶がある。

あ、こっちの岩壁にもあっちの地面からも!


「この洞窟は宝石と魔法石が採掘できるんだ」

「何て綺麗・・・・」


別世界だ。

こんな場所があったなんて・・見てるだけで心が癒される。

泉の中も素晴らしい世界が広がっていたけど、これはまた別次元だった。


閲覧ありがとうございます!

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