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032 『祈りの場』

閲覧してくださって、更に評価もブクマも増えていって嬉しいですっ

ありがとうございます(*´▽`*)



その日の夕方。

日が傾いて、空が茜色に染まる。

『レクイエムの泉』は夕焼けの色で真っ赤に染まる。

昼の風景とはまた違ってすっごく綺麗だった。


「泉が本当に元の美しさを取り戻してるぞ!」

「ああ、夢ではないのよね・・っ」


スライム族の皆さん、泣いてる人もいる。

でも皆、笑顔だ。


「花もこんなに・・・っああ、こっちにもあっちにも!」


病院にいたお医者さんが泉の中を覗き込んではしゃいでた。

泉の底に咲くあの綺麗な花々、お医者さんがあんなに喜んでるんだから、普通の花じゃないのかも。


『祈りの場』は全員入れないので、そこに行くのは村長さんとマイムさんとレイニーちゃん、そして私の4人。

残った村人は泉の傍で祈りをささげる事になった。




真っ白い橋を渡る。

いったいなんの石で作られてるんだろう?

昔からあるようだけど、欠けた部分やヒビは一つも見当たらない。





『祈りの場』の中は泉の水が流れてた。

中心部に綺麗な人の真っ白い像がある。

その周りにも円を描くように水が流れてた。


この像が水神様・・。

何て、綺麗な顔。

夢の中で会った創造神様と同じくらい綺麗・・・。



「水神様・・ようやくここへ来る事ができました・・。それもすべてここにいるリタ・アンジェーロという人間のお陰です」


村長(むらおさ)さんが像の前に膝まづく。

それに習って私達も膝をついて、両手の指を組んで祈る体制になった。


「泉もこの者のお陰で清らかさを取り戻しました・・。どうか我らの恩人に水神様の祝福を・・・」

「これからも我らを見守り下さい・・」

「お願いします水神様・・」


さらさらと、水の流れる音が何とも心地良い・・。


水神様、もし声が届くのならこの人達がもう不幸な目に合いませんようお願いします。


私は心の中でそう祈った。






「リタ・・・リタ・・・」



・・・・・・・・・・・・ん?



目を開けると、そこは『祈りの場』ではなかった。

レイニーちゃん達もいない。


「ここって・・夢の中で創造神様と会った場所・・?」

「そうよリタ」

「!創造神様!」


振り返ればやっぱり創造神様の姿があった。

でも創造神様だけじゃなかった。

創造神様の隣にもう一人・・。

その姿には見覚えがあった。


「・・・・・・水神、様?」


閲覧ありがとうございます!

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