027 浄化のシャボン玉
毒、毒を綺麗にするシャボン玉・・。
ヒーリングシャボンとはまた違うかな?
あれは病気や怪我を治すものだ。
毒を綺麗にするという意味では違う気がする。
泉の前に立って、私はどんなシャボン玉がいいのか考えた。
しかし見れば見るほど、この泉の状態は酷い。
何かぽこっぼこって泡もたってる・・。
腐れくそ冒険者達め・・本当にひどい事をっ。
どんなシャボン玉が一番いいんだろう?
毒を綺麗にする・・・綺麗・・・・毒を・・・浄化・・・?
浄化する、シャボン玉?
・・・・・・パージ、シャボン?
「あ・・・・・」
私の周りにいくつものシャボン玉ができた。
そのシャボン玉はヒーリングシャボンよりも強く、けれどとても暖かな光を発していた。
シャボン玉の中の光の粒もより輝いている。
「綺麗・・・・」
クリスタルさんがそう呟く。
マイムさんも村長さんも言葉を失ってた。
これなら、きっと・・!
私はおもむろにマスクを外した。
「っリタさん!?」
マイムさんが驚きの声を上げる。
大丈夫ですよマイムさん。
私はシャボン玉を泉に向かって飛ばした。
シャボン玉は私の意思に従って、どんどん数を増やしながら泉の上に飛んでいった。
「お願い・・!」
私は手を組んで祈る。
泉の上のシャボン玉は一斉に割れた。
パアアアアアア・・・・・・。
割れたシャボン玉の光の粒が泉に注がれる。
泉は白い光に染まった。
「おおおおお・・・・!!!」
「泉が・・・・!!」
「アタシ達の泉が・・・・っ」
村長さん、マイムさん、クリスタルさんが目を見開く。
「・・・・・わぁ・・・っこれが、本来の『レクイエムの泉』・・・・」
光が収まった泉の姿、その美しさに私は感銘の声を上げた。
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