024 ヒーリングシャボン
シャボン玉の中には光の粒がある。
分かる。
このシャボン玉はどんなシャボン玉なのか。
私はシャボン玉を血を吐いた子供の傍に飛ばした。
シャボン玉は子供の傍に寄り添うように近づき、パチンッと弾けた。
「・・・・・・・・あ・・・・・・?」
「!!!」
シャボン玉が弾けたら、中の光の粒が子供の体に触れて消えた。
するとあれだけ酷い子供の咳が治まった。
子供は目を開けて、ゆっくり深呼吸する。
「くる・・しく、ない・・・胸がいたくない・・・。全然苦しくない!咳も出ないよママ!」
「ああああ・・・デュー!デュー!!」
母親が子供を強く抱きしめた。
二人とも泣きながら笑ってる。
村長さんが「信じられん・・・」と呟いてた。
私自身も無意識に作ったシャボン玉の力にびっくりした。
ここまで効果があったなんて・・・っ。
「リタさん・・今のシャボン玉は・・・?」
「私、心の中で思ったの・・。この子達を助けたいって。そしたら、あのシャボン玉ができたの・・。きっと回復効果のあるシャボン玉だと思う・・」
「そんな事までできるとは・・・・」
「お姉ちゃん・・・やっぱりお姉ちゃんは凄いよ!!」
マイムさんはただ驚いて、レイニーちゃんはまたキラキラした目をしてた。
「魔法、なの・・・・?こんな魔法、初めて・・・」
「上級のポーションでない限り、こんな回復効果はあり得ないですよ・・・」
クリスタルさんとお医者さんが呆然と私を見る。
私はさっきのシャボン玉をいくつも作った。
「他の子達も、すぐに治しますねっ」
名付けて、ヒーリングシャボン。
私はヒーリングシャボンを部屋の子供達全員に飛ばした。
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