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023 病気に侵された子供達




「はぁっ・・・はぁっ・・・げほげほっ!!」

「しっかりしてデューっああ、神様どうかこの子をお助け下さい・・!」


お母さんだろうか・・・。

胸を押えて苦しそうにしている子供の傍で、泣きながら神様に祈ってる。


ここはこの村で唯一の病院、らしい。

部屋には多くの子供達がいた。

皆、酷く咳き込んでて苦しそうだ。


「もう薬は残ってないのか!?」

「ありません!薬草も在庫は殆ど・・・」

「くそっなんて事だ・・!」


お医者さんらしき人の言葉に、マイムさんが悔しそうに壁を殴る。


「・・あいつらのせいだ・・・」

「レイニーちゃん・・」

「あいつらが・・泉を汚したから・・っ皆が病気になって・・高い薬や薬草を買って、それで村のお金もなくなって・・みんなあいつらのせいだ・・!」


ボロボロ泣き出すレイニーちゃん。

私はハンカチでその涙を拭った。


「悪いのはアタシです・・。アタシが、アタシがあいつらの誘いを断ったから・・」

「いや、お前の所為じゃないクリスタル・・。あいつらについて行かなかったのは賢明な判断だ」

「そうだよ!クリスタルさんは悪くないよ!」


レイニーちゃんの言う通りだ。

こんな酷い事をしたくそ冒険者達について行かなかったのは正解以外ない。


「ごほごほごほっ!!!」


状態が悪化したというデューという子が血を吐き出した。

これってかなり危ないんじゃ・・・!


「ああああっお願い・・誰かこの子を助けて・・・!!」


母親の悲痛な叫びが耳に響く。




私に、私に、何か・・・できないだろうか?

この子達を救う力を・・・・・。






ふわ・・・・・。



「え・・・・?」


私の目の前に、淡い光を帯びたシャボン玉が一つ浮かんでた。

柔らかくて、暖かい光を纏うシャボン玉。

周りの皆もそれに気づいた。



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