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018 スライム族の村にご招待されました



「無礼な真似をしてすまなかった。妹を助けてくれてありがとう、心から感謝する」


ぺこりと深く頭を下げたレイニーちゃんのお兄さん。


「盗賊団のアジトをようやく見つけたからつい気が荒ぶってしまった・・申し訳ない」

「いえいえっもう気にしないでくださいっ。皆さんレイニーちゃんを助けに来たんでしょう?ならそこにいた私を疑っても無理ないですよ」


まあ凄くビビったけど・・・!


「いや、どう見ても盗賊団の一員には見えないのに疑ってしまった・・本当にすまない」

「本当にもう良いですよ。それよりレイニーちゃん無事で良かったですね」

「お姉ちゃんのお陰だよ」


縄で縛った盗賊団達を馬車の荷台に次々とスライム族の皆さんが乗せた。

乱暴にぽいぽいされても、盗賊団達は全く起きなかった。


ごん!がつん!って頭打つ音が聞こえても、イビキを立ててたし。

あーあー、皆タンコブが・・・。


「本当に起きる様子がないな・・。一体どんな魔法を?よほど凄いスキルを持っているんだな」

「あー・・・魔法と言うか・・・何といえば・・・」

「あのねっお姉ちゃん凄いシャボン玉を作るんだよ!」

「シャボン玉?」

「あー・・・私のスキルはですね・・・・・」


私は自分のスキルが≪シャボン玉作成≫だという事を話した。

そしたら。


「・・・・ぷっ」

「くくく・・・・・」


盗賊団達を荷台に乗せていたスライム族の皆さんが口を押えてくすくすと。

まあ予想通りだ。

でも。


「貴様ら!妹の恩人に向かってその失礼な態度は何だ!!」

「そうだよっお姉ちゃんのシャボン玉は本当に凄いんだよ!!」

「もっ申し訳ありません!」


レイニーちゃんだけでなく、お兄さんまで私を庇ってくれた。

ちょっとびっくり。


「重ね重ねすまない・・・!」

「ごめんねお姉ちゃん」

「大丈夫ですよ。もう慣れっこですから・・」


でもお兄さんは笑わなかったな。

誠実な人なのかも。


それにしても、レイニーちゃんのお兄さんって他のスライム族の人達と何か違うような・・。

皆、お兄さんの言う事に従ってる。

どして?


「そうだ、名前をまだ聞いていなかったな。俺はマイムという」

「あ、私はリタです。リタ・アンジェーロ」

「アンジェーロ・・・?もしやアッシャー様と関連が!?」

「あ、はい・・。会った事はないですけど、私はアッシャーさんと同じ孤児院で育ったんです」


おおお!と歓声が上がった。


「アッシャー様と同じ院に・・!何と羨ましい・・!」

「アンジェーロ孤児院の方に出会えるなんて・・・!」


凄い騒ぎになっちゃった。

スライム族の皆さん、アッシャーさんの大ファンなのかな?


「ねえお姉ちゃん、お姉ちゃんのシャボン玉って他にはどんな事できるの?」

「えっと、私まだスキルを授かったばかりだから何とも言えないけど、汚れた水を綺麗にする事ができるよ」


本当はきっともっと色々できるかもしれないけど。

孤児院の庭じゃ、大掛かりな事はできなかったし・・何とも言えない。


「汚れた・・水」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「ん?」


レイニーちゃんとマイムさんがお互い顔を見合わせた。

どうしたの?



「お姉ちゃん!!お願いっ私達の村に来て!!」

「・・・・えええ?」


いきなり何!?


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