017 レイニーのお兄さん登場
一難去ってまた一難!!
いったい何なのこの人達!?
フード被ってて顔が分からないから余計に怖いよ!
「妹を返せっ盗賊め・・!」
「と、盗賊!?私は盗賊じゃないですよ!・・・・へ?妹?」
「お兄ちゃん!」
レイニーちゃんが私を盗賊と言った男をお兄ちゃんと叫んだ。
お、お兄ちゃん!?
「レイニー・・!」
男がフードを取った。
その姿はレイニーちゃんと同じ髪と肌色をしていた(しかもかっこいい!)。
周りの人達もフードを取ると、やはり同じ髪と肌だった。
「スライム族・・・」
「お兄ちゃんっ皆も武器を下して!このお姉ちゃんは盗賊なんかじゃないよ!」
レイニーちゃんは私をかばうように両腕を広げて、私の前に立った。
「このお姉ちゃんは凄いんだよ!あっという間に盗賊達を倒しちゃったんだから!!」
ほら見てっとスリープシャボンで眠らせた見張り役を指差すレイニーちゃん。
「あれ、お姉ちゃんがやったんだよ!」
「その女が・・・?」
レイニーちゃんがお兄ちゃんと呼んだ男が私を見る。
じとー・・・・。
・・・・・すっごい疑いの眼差し・・。
まああんなガタイの良い見張りの男を私がやっつけたなんて、普通は信じられないだろう。
逆の立場だったら私も疑う。
「マイム、中を見てきたが全員寝ている・・。完全に熟睡してるって感じだ。何やっても起きそうにない。一応全員縄で縛っておいた」
「そうか・・。・・・本当に、貴方がやったのか?」
「本当だよお兄ちゃんっこのお姉ちゃん凄い魔法が使えるんだよ!!お姉ちゃんが私を盗賊達から助けてくれたのっ」
必死に訴えてくれるレイニーちゃん。
何て良い子なんだ・・・!
「それにお兄ちゃんも皆もよく見てよ!全然盗賊なんかに見えないでしょ!とっても優しいお姉ちゃんなんだよ!」
じーーーーーーーと注目される。
そんなに見なくても・・。
「・・・・・確かに、とても盗賊には見えないな。全員武器を下げろ」
レイニーちゃんのお兄さんがふっと笑った。
ようやく武器を下ろしてくれて、私はほっとした。
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