016 脱出大作戦!
「がははははは!!!」
「おいっ酒もっと持って来い!!!」
・・・・・悪党の酔っ払いってなんてみっともないんだろう・・。
ボスや手下達はお酒飲みながらカードゲームしたり金貨を数えてたりとやりたい放題してた。
ぎゅっとレイニーちゃんが私の服を握ってきた。
「大丈夫・・・声、抑えて静かにしててね」
「うん・・・・」
レイニーちゃんの頭を撫でて、私はスリープシャボン(結局命名)を沢山作った。
それを一気にあいつらの元に飛ばすと、シャボン玉は私の意思をくみ取ってくれたのか一斉にあいつらの頭上で弾けた。
「んぁ?何だ・・・急に眠く・・・」
「ふぁああ・・・・・・」
「ごー・・・ぐおー・・・・」
ばたばたばたっ。
しーん・・・・。
ボス達は全員床に倒れて眠った。
私はレイニーちゃんと手を繋いでそーっと歩く。
「酒瓶があちこちにゴロゴロと・・・っレイニーちゃん気を付けてね」
「うん・・・あっ!」
ガシャン!!
レイニーちゃんの手がぶつかってテーブルの上の酒瓶が地面に落ちてしまった。
しまった!と思ったけど。
「ぐおおおおー!ぐおおおおおーーーー!」
誰もまーったく起きる様子はなく、ボスに至っては大いびきをかいていた。
「ほっ・・3日は熟睡してほしいって思ったけど、この様子じゃ本当に起きるのは3日後になりそう」
「お姉ちゃんのシャボン玉、凄いねっ」
「ありがとう」
レイニーちゃんがキラキラした目で私を見る。
な、何か照れるなぁっ。
ふわふわ。
パチンッ!
「んっ?!・・・・・ぐー・・・・・・・・」
洞窟の前の見張り役もスリープシャボンで眠らせて、私とレイニーちゃんはようやく外に出れた。
「はああ!太陽!もう拝めないかと思ったよっ」
「お姉ちゃんありがとう!!」
「わっととっ」
レイニーちゃんが抱き付いてきて転びそうになったけど、レイニーちゃんは本当に嬉しそうだった。
長い時間あんな所にいたみたいだし、不安で仕方なかっただろうな・・。
「さて、これからどうしようか・・」
カバンも取り戻したけど、歩いて街を目指すか・・。
でもレイニーちゃんほっとけないし・・・。
「動くな!!!」
「へ?」
ジャキ!!
「ひぇっ・・・・・」
突如どこからか現れた人達が私達を取り囲んで剣や槍を向けてきた。
ぎゃあああ!!今度は何!???
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