014 スライム族の少女、レイニー
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女の子が座り込んで泣いてた。
薄水色の肌に青い髪・・・この子、もしかして。
「君・・・スライム族の子?」
「っ・・・!!」
あ、怖がらせちゃった。
まあ状況が状況だけに無理ないだろう。
きっとこの子もあの盗賊達に攫われたんだ。
亜人の子は奴隷として高値がつくって非道な噂を聞いた事があったけど・・。
もしそうなら何て奴らだ!
こんな子供を攫うなんて・・・!!
「・・・大丈夫。私は何もしないよ」
私はにこっと笑ってその子と目線を合わせるようにしゃがんだ。
子供の相手は孤児院で慣れてる。
孤児院に来たばかりの子は怯えてる子も多かったし。
「私も、あいつらに連れてこられたんだ。ほら、こうやって縛られちゃって・・・」
私は縛られた腕を見せる。
それを見て、女の子の震えが少し収まった。
「私はリタ。リタ・アンジェーロ。もしよければ名前、教えてくれる?」
「・・・・アン、ジェーロ・・・?」
アンジェーロと聞いて女の子の涙が止まった。
「アンジェーロって・・アッシャー様の・・?」
「知ってるんだね。私はそのアッシャーさんと同じ孤児院で育ったんだよ」
「アッシャー様と同じ・・!」
女の子がぱあっと顔を明るくさせた。
警戒心はなくなったらしい。
ありがとうアッシャーさん!
こんな所で貴方の名前が役に立つなんて・・!
「名前、聞いてもいい?」
「・・・レイニー」
「レイニーちゃんっ可愛い名前」
「・・・・死んだママがつけてくれたの」
「そっか・・。素敵なママだったろうね」
「・・私が生まれてすぐに死んじゃったから覚えてないんだけど、とっても優しいママだって・・」
「そっかそっか」
少し心を開いてくれたレイニーちゃん。
レイニーちゃんの話によると、ある薬草を探しにこっそり村から出た時に盗賊団に見つかって連れてこられたらしい。
「薬草?」
「・・・・村の人達が、病気で・・薬草が必要だって聞いて・・でも薬草は買うとお金かかるから・・それで・・野生のを探そうとして・・」
「あいつらに・・・。全く何て非道な奴らなんだろう・・!」
「パパやお兄ちゃんに・・もう会えないのかな・・・」
じわっとレイニーちゃんの目にまた涙が。
ああ、どうしよう。
私にできる事なんて何も・・・。
・・・・ん?
ああああああ!!そうだ!!!
私には創造神様が太鼓判押してくれたスキルがあるじゃん!!
あのシャボン玉を使えば・・!
「レイニーちゃん、大丈夫だよ!」
「え・・?」
「お姉ちゃんがここから出してあげる!」
亜人とはこの世界では人間によく似ているけど、人間でない種族を指します
エルフ等の妖精族も亜人に入ります
ちなみにスライム族は水色の肌に青い髪、目は金色で白目に当たる部分は黒いです
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