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012 いきなり出出しが悪すぎるんですけど!?



寝心地が悪くてちょい寝不足気味な2日目。

あーねむい・・・・。



ひひーーーーーーーん!!!!

ガタガタガタ!!!



「!???何何何!?」


馬車が凄い揺れて、頭をしたたかにぶつけちゃったよ!

いったあああ!!!

一体何が起きたの!??


護衛人の人達が武器を構えて外に飛び出す。

凄い怒鳴り合いと何かがぶつかりあう音が響いた。


がたがたとおじさんとおばさんは震えてる。

私の手もぶるぶる震えてた。





「おらっ大人しく出てこい!」


音が止んだ。

黒い服で顔を隠した男が私達にそう命令した。



「っひ・・・!」


馬車を下りると、御者のおじさんと護衛人の二人が血だらけで倒れてた。

私はようやく分かった。

この馬車は盗賊に襲われたのだと。


黒い服の盗賊達は6人いた。



「おい、客はこれで全員か」

「ちっじじいとばばあ、それにデブ一人かよ」


うるせえ!てめーこそデブじゃねーか!!!


はっいけない、思わず口に出そうになった・・。


「まあ若い女だし、こんな奴らでもいくらかの金にはなるだろ」


金?

もしかして私達を奴隷として売るつもりなの?

そ、そんな・・・。

頑張ってやって行こうと決意して、旅立ったばかりなのにこんな不幸に見舞われるなんて・・・!


私は自分の運命に嘆いてて、商人のおじさんおばさんがこそこそと何かしているのに気づかなかった。



「すまない・・お嬢ちゃん」

「え?」


ばさっとおじさんとおばさんが荷物から何か布を出すとすぐにそれを頭から被った。

するとおじさんとおばさんの姿は消えてしまった。


「えええ!!??」

「なっ消えやがった!!!」


探せ!と盗賊の人達が辺りを探す。

だがおじさんとおばさんは見つからなかった。


「だめだっ。姿が完全に消えてて探しようがねえっ」

「ちっ。隠蔽系の魔道具を持ってやがったとはついてねえ!」

「まあ若い奴が残っただけでも良しとするしかねーな」


おじさんとおばさんは私を置いて、二人だけで逃げた。

残されたのは私一人だけ・・・。


・・・・・・・いきなり出出しが悪すぎるううううううう!!!!


閲覧ありがとうございます!

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