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011 生まれて初めての馬車に乗ります



ふふふふ・・。

ほら、あの子よ。

ああ、例の・・・。



ええい気にしない気にしない!!

街の皆がこっちをちらちら見て笑ったり指差してくるけど気にしない!!

ていうか人を指差しちゃいけないんだからね!!

そこんところ宜しく!


「えっと、とりあえず隣国のバレーヌ王国を目指そう」


となるとやっぱり馬車に乗らなきゃな。

運賃高かったらどうしよう。

なるべく安い馬車を探さなきゃ。

私は乗合馬車の停留所へ向かった。



「えっと、バレーヌ王国へ行くには、と・・・」


馬の世話をしていたおじさんに聞くと、バレーヌ王国へ行くには一度国境沿いの街に下りて、そこからまた王国行きの馬車に乗らなくちゃいけないらしい。

街までの距離は約5日。

親切なおじさんはその国境沿いの街行きの馬車まで案内してくれた。

ありがとうおじさん!

きっと出世するよ!



馬車に乗るのは生まれて初めてだ。

料金は金貨1枚と銀貨2枚。

まあこれくらいの出費は仕方ないだろう。

カバンの中に食べ物いっぱい入れておいてよかった。





ガラガラガラガラ・・・


馬車の中は私の他に商人のおじさんとおばさん(夫婦かな?)と護衛人の人が2人だけだ。

何もする事がないので、私はおじさんとおばさんと他愛のない会話をした。

二人は遠い村から出稼ぎに来ていて、今度はバレーヌ王国で商品を売るつもりらしい。

しかも私の事を知っていた。


『授かりの儀』を見ていたから・・・。


よくよく見ればおじさんとおばさんは笑ってたし、護衛人の人も肩を震わせて笑いをこらえてた・・。

もう慣れちゃったよ!けっ!(やけくそ)


王国についても、スキルの事を言えば笑われるのは覚悟の上だ。

でもどんなものでも綺麗にできちゃうシャボン玉を披露すれば、宿屋とかの掃除係として雇ってくれるかもしれない。

私は期待に胸を膨らませた。


でも2日後、事件は突如起きた。


この世界の通貨は金貨、銀貨、銅貨、鉄貨の4種類

それぞれの価値は

金貨 10000円

銀貨 1000円

銅貨 100円

鉄貨 10円


になります



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