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0103 ワイバーンの変貌

緒事情により、更新のスピードががくんと落ちると思います

読んでくださってる方々に大変申し訳ないです(;´Д`A ```

でも頑張ってこれからも書きますので、よろしくお願いします!




「あ、あの人の背中にも羽が生えてる・・」


大きなワイバーンが降りてきたので、よりはっきり仮面の男の姿が見えるようになった。

金色の髪に深い蒼い色をした羽がある。

亜人、だろうか?




「仕方がない。力を与えてやる」


仮面の男はどこからか折り畳み式のナイフを出した。

ナイフの刃を出し、それを自らの手の甲に押し当て迷いなく滑らせた。


「な、何をしてるの?」


見てるだけで痛いんですけど!

何で急に自分の手を切るの?訳わかんない!



「さあ、ワイバーン達よ・・・存分に暴れろ」


仮面の男の手の傷からは赤い血が溢れる。

でもその血は瞬く間に赤い霧へと変わった。

真っ赤な血の霧がワイバーン達を包み込む。



「何をしようとしてるんだ・・・?」


マイムは嫌な予感を感じた。


「おい!試合は一度中断だ!」

「・・・ああ、その方が良さそうだな。おい!国中に放送をかけろ!年寄りと子供達を全員どこかに避難だ!動ける奴らは全員戦闘態勢に入れ!!」


ホムラの突然の命令に戸惑う者もいたけれど、誰も逆らわずホムラの命令に従った。

異変を知らせる放送とやらが国中に響き渡る。


「戦闘種族の血が騒いでやがる・・・!こんな高ぶりは久しぶりだぜ・・!」

「これから何が起きるか分からないのに呑気な奴だ・・。リタ!お前も避難しろ!!」

「え、ええ?」

『むっ!ワイバーン達の様子が・・!』


血の霧に覆われたワイバーン達に変化が起きた。

どのワイバーンもめきめきと体が大きくなっていく。

目は血走り、毒を持つ尻尾も長くより鋭くなる。

肉体が巨大になっていくにつれて、灰色だった皮膚が次々に破れていく。

破れる皮膚の下は新たな皮膚ができていた。


「ワイバーンの姿が変わっていく・・?」


私は首から下げていたあの老夫婦に貰った鑑定用の魔道具をワイバーン達に向けた。

ガラス面に文字が表示される。


【ベノムワイバーン】

・レベルA

・血液、牙、爪、皮膚など体全体が猛毒である

・毒霧や毒液を吐き出す



「れ、レベルA!??」


表示されたモンスターのレベルに私は目を見開いた。

レベルBだった筈のワイバーンが、レベルAに進化したっていう訳!?

そ、そんな・・・。

し、しかも全身猛毒ってもう毒でできてるって事じゃない!



ベノムワイバーンへと変貌したワイバーン達は結界に向けて再び攻撃を始めた。

紫色の毒液を吐き出し、体当たりを繰り返す。




・・・・・ピキ!!



透明な結界の壁に、亀裂が走ったのが見えた。



「結界が、破られる・・!!!」

「リタ!こっちへ!!」


私はモモ姫に手を引っ張られ、近くの建物の中に入った。




ばりいいいいいいいん!!!!!!



ガラスが割れるような音が響く。


ヤシャ国を覆っていた結界が破られたのだ。



「好きなだけ暴れ、好きなだけ肉を喰らうと良い・・」


ベノムワイバーン達は次々にヤシャ国へ侵入を果たしていった。


閲覧ありがとうございます!

もし少しでも面白い、もっと読みたいと思われましたら評価やブクマしていただけると大変ありがたいです(*´▽`*)

頑張ろうって力が湧いてきます!

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