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0102 仮面の男

あけましておめでとうございます!

今年もはじめましての方も、小説閲覧ありがとうございます

2021年、応援してくださるとうれしいです



「ワイバーンの群れだと?」


ホムラが空を見上げ、モンスターの名を言った。


「わ、ワイバーン!?」


ワイバーン。

今日、マイム達が狩りに行ったジャイアントバードと同じレベルBのモンスターだ。

尻尾の先が槍のように尖っていて、たしか猛毒を持っている・・!

な、何でその群れがここに?


「どういう事だ?何でモンスターがこんな近くに現れるんだよ?」


アカネさんが困惑したようにワイバーンの群れを見上げる。

隣にいるロカさんもアカネさんの言葉に同意するように頷いた。


「確かに可笑しいです。この国は王族御用達の結界とモンスター避けの魔道具によってモンスターはこの国に近づくことすらできない筈なのに・・」

「確かに変だ」

「でも結界のお陰でワイバーンの群れは立ち往生していますわ~」


ツバキさんが眉を寄せる一方、サザンカさんは慌てる様子もなく空を指差す。

そこでは見えない壁にワイバーン達が尻尾や尖った嘴で攻撃していた。

きっと結界を破ろうとしているのだろう。


「無駄無駄~!豊富な報酬金と共に王族から譲ってもらった魔道具だもんね~レベルBのモンスターごときに破られるわけないよ~!」


モミジちゃんがべーっとワイバーンに向けて舌を出した。

でも私が気になったのはシャクヤクさんとマイムだ。

戦闘種族とだけあって、奥さん達も他のオーガ族達も、ホムラさんも特に慌ててる様子はない。

でもシャクヤクさんは難しそうな顔をしてワイバーンを見上げてる。

マイムも、剣を構えたまま眉を寄せてワイバーンを睨んでる。


いや

二人とも、ワイバーンを見ていない・・?

ある一点を見てる?


私がそれが気になって二人が見つめる先を見上げた。


「あれ・・・・?」


ワイバーンの群れの中心。

一匹だけリーダーなのか、大きなワイバーンがいた。

よーく見てみると、そのワイバーンの上に誰か立ってる?



『!彼奴は・・!!!』

「む、ムゼンさん?」


腕の中のムゼンさんが突然毛を逆立てた。

私は周りにばれないように心の中でムゼンさんと話した。


「(急にどうしたのムゼンさん?)」

『彼奴だ!間違いない!まさかここで再開するとは・・!!』

「(アイツって、何言ってるのムゼンさん?)」

『我に呪いをかけた仮面の男だ!!』

「(え!?)」

『間違いない!あの仮面、忘れはしない!!』


ムゼンさんがぐるる、と唸ってワイバーンの上に立ってる人を睨んでいた。

あの人が、ムゼンさんに呪いを・・・。




「・・・・・・・・・・・やはり今のこいつらでは結界を破るのは無理か・・・」


仮面の男は、静かに呟くと自分が乗るワイバーンに命令する。

やはりリーダー格であるワイバーンがきしゃああ!と鳴き声を上げると、結界を破ろうとしていたワイバーン達が動きを止めた。



「・・・・・・・・まさかあの者が・・・」



シャクヤクの脳裏に浮かぶのは、炎。

炎の中に、ヤシャ国が映りその国を禍々しい何かが覆っていく。


シャクヤクはぎゅ、と団扇を握りしめた。




閲覧ありがとうございます!

もし少しでも面白い、もっと読みたいと思われましたら評価やブクマしていただけると大変ありがたいです(*´▽`*)

頑張ろうって力が湧いてきます!

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