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099 リタを巡っての大決闘

ブクマ100を超えました!皆さんに感謝です!!

評価も感想もありがたいです(*´ω`*)



オーガ族は戦闘種族。

自らを鍛える為に、この国には広い広い戦闘訓練場がある。

そこには互いの力比べをするための試合ができる試合舞台もあって、何故かその舞台の上でマイムとホムラさんが向かい合っていた。


「ルールは簡単。どちらかが降参するか戦闘不能になった時点で試合終了。舞台から出てしまった場合は場外負けとなる、以上」


シャクヤクさんがそう説明をしている最中、私は頭の中がぐるぐる状態だった。


何でこうなったの?!



====================


「あたしに良い考えが浮かんだよお二人さん」


シャクヤクは凛とした表情でこう言った。

どこからか綺麗な炎の絵が描かれた団扇を出して、双方を団扇で指しながら二人の間に立つ。


「どちらもこの人間の子、リタを求めている。それなら男として正々堂々と勝負をしてどちらがこの子を手に入れるか決めたらどうだい?」

「勝負?」

「お前さん達はいつもいつも争っているし、良い機会だ。ここらでどちらが上かはっきりさせようじゃないか。そしたら欲しいものも手に入れられるし」


「・・・・そうだな。そろそろ決着着けようじゃねぇかマイム」

「・・・・望む所だ。絶対にお前に勝って、リタは連れて帰る!」

「はっ!返り討ちにしてやらぁ!んでリタは俺様の妻にする!」

「決まりだね。じゃあ決闘の準備を!」


「・・・・え、私の意思は?」


====================


私のそんな呟きは完全にスルーされて、今に至る・・。


宴の時も思ったけど、皆行動が早すぎるうううう!!!


オーガ族の人達は誰一人止めようともしないし、奥さん達はホムラさんを応援してる。

私は何故か奥さん達の中に入った状態・・。


「何でマイムまでやる気満々なの・・?」

『分からんか?』

「え・・?」


腕の中のムゼンさんがテレパシーで伝えてくる。


『今マイムはお前の事で頭がいっぱいだ。そしてお前を妻にしようとするホムラに強い怒りを抱いている・・それがどうしてか、分からんか?』

「マイムが私の事で・・え?」

『・・よく考えろ。これはお前が気づくべき事だ』


どういう事だろう?

マイムが助けに来てくれた事は分かるけど、ホムラさんにあそこまで怒る理由・・・。


「・・・・え・・・まさか・・・」


私は頬に熱が集まるのを感じた。

いや、そんな馬鹿な。

そんな上手い話、ある訳が・・。



「試合が始まりますよ~リタちゃん~」


おっとりした喋り方のサザンカさんの声に、私ははっとなって舞台を見た。

マイム・・。

私の心臓はどきどき高鳴り始めていた。



「ルールは先ほどシャクヤク様が説明された通りです・・。では、両者見合って一礼を」


審判役なのか、若いオーガ族の男の人がそう指示をする。

マイムとホムラさんはお互い顔を見合わせて軽く頭を下げる。



「それでは・・・試合開始!!!」











?「・・・・・・・・ここに・・・アレがあるのか・・・」


はるか上空から、ヤシャ国を見下ろす黒い影があった。

透き通るような金色の髪に背中から蒼い羽を生やし、ヤシャ国を見つめる。


その顔は、雪のような白い仮面で隠されていた。


閲覧ありがとうございます!

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