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ローアル・side story/失ってしまった僕の星③

 

 そうか。


 僕は彼女が愛おしいんだ……


 「エステレラ…あの雪の日に君に出会えて良かった。本当に。」


 自然に見上げた彼女の頬にそっと触れる。

 次第に頬を赤くさせたエステレラは思いを溢れさせるように、こちらを見つめ返した。


 「こちらこそだよ、ローアル。私を助けてくれて、私を…あの時見つけてくれて、命を救ってくれて、本当にありがとう。」


 「ううん、こちらこそ…」


 僕と出会ってくれてありがとうエステレラ。

 君がいなければ僕はきっと死んでいた。


 君といると、僕は自分が生きていても良いんだと感じることができた。

 僕が必要だといつも君は言ってくれる。

 生まれてきて良かったと…君はそう思わせてくれるんだ。


 あの日君を見つけられて、本当に良かった。

 君と暮らすこの日々は、僕にとってかけがえのない宝物。


 「ねえ、エステレラ…僕は………」



 僕は君が好きだ。



 いつか君と結婚したい。

 君はそう言ったら受け入れてくれるかな…?



 お金を貯めたら二人で身分を買って、平民になって、小さな家を買って幸せに暮らしたい。


 けれどその時も、真っ直ぐなエステレラに見つめられたのが恥ずかしくて、僕は声に出して告白することが出来なかった。


 本当に幸せだった。あの日までは———



 『お父さま、わたくし、この子を飼いたいわ。』


 この世で最も残虐な悪女、エスピーナによって僕らは引き離された。



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