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ローアル・side story/失ってしまった僕の星①
◇◇◇
君を殺した憎きトルメンタ帝国は、最後にこの僕の斬首によって滅びる。
人々を虐げ、贅沢を尽くし、欲しい物を手にいれるためならばどんな手段も厭わず臣下も使用人も民も残酷に殺した悪女、エスピーナが先に斬首されて死んだ。
残念ながらエスピーナのために流す涙は一滴もない。むしろその首に唾を吐き、腹を抱えて笑い転げたいくらいだった。
公開処刑広場で、僕は自分の番をじっと待っていた。
「血も涙もない恥晒しの皇子!!
先に死んだ悪女と一緒に永久に滅びろ!」
「死ーね!死ーね!」
憎しみの目をした国民は暴徒と化して僕に石を投げつける。
…これでいい。
これで、ようやく終われる。
僕の復讐も完成する。
唯一気がかりなのはあの魔術師が滅亡を前に逝ってしまったことだ。でも…もうどうでもいい。
死刑を望む国民の声が鳴り止まない中、僕はじっと愛しい彼女のことを想い浮かべていた。
もし…
もしも生まれ変われるのなら…
もう一度彼女のそばに——————




