表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

75/158

ローアル・side story/失ってしまった僕の星①


 ◇◇◇


 君を殺した憎きトルメンタ帝国は、最後にこの僕の斬首によって滅びる。


 人々を虐げ、贅沢を尽くし、欲しい物を手にいれるためならばどんな手段も厭わず臣下も使用人も民も残酷に殺した悪女、エスピーナが先に斬首されて死んだ。


 残念ながらエスピーナのために流す涙は一滴もない。むしろその首に唾を吐き、腹を抱えて笑い転げたいくらいだった。


 公開処刑広場で、僕は自分の番をじっと待っていた。


 「血も涙もない恥晒しの皇子!!

 先に死んだ悪女と一緒に永久に滅びろ!」


 「死ーね!死ーね!」


 憎しみの目をした国民は暴徒と化して僕に石を投げつける。


 …これでいい。


 これで、ようやく終われる。


 僕の復讐も完成する。


 唯一気がかりなのはあの魔術師が滅亡を前に逝ってしまったことだ。でも…もうどうでもいい。


 死刑を望む国民の声が鳴り止まない中、僕はじっと愛しい彼女のことを想い浮かべていた。



 もし…



 もしも生まれ変われるのなら…



 もう一度彼女のそばに——————



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ