表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

107/163

現世編/今度こそ②


 

 騎士の宿舎に着いて三人部屋に案内されたローアルは一通り説明を受け、ようやく狭く固いベッドに仰向けになった。



 

 ————エステレラが生きて目の前にいた。



 変わらない容姿。力強い赤い瞳。赤茶色の髪。

 声や笑い顔。優しさ。逞しさ。…彼女だった。

 間違いなく彼女だった。


 トルメンタ帝国で処刑される最後の日まで、ローアルはずっと願っていた。


 その彼女が生きていた。エステレラが。


 それだけでローアルは幸せだった。


 愛おしかった。


 狂おしいほど会いたかった。


 それは間違いなく、ローアルが死ぬほど愛した人だった。


 本人を前にして、やはり今も変わらずに愛していると確信した。


 そう思ったらローアルはもうなりふり構っていられなかった。


 前世で言えなかった言葉…好きだという言葉が溢れて止まらなかった。


 愛してるという言葉を何度でも彼女に言いたかった。


 今度こそ後悔しないように。


 惜しみなく、何度でも愛していると伝えることに決めた。



 銀色の髪をかき上げて、胸元に両手を置き、ローアルは強くそう誓う——。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ