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死ねない僕と、顔のない伴女  作者: 光闇居士-Twilight Master


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⭐光と闇の双極〜二つの狂愛が交差する刻〜(Side A: The Boy’s Hunger-大助の視点)

Side A: The Boy’s Hunger (大助の視点)

『白磁の檻、赫い月 〜僕の顔のない伴女〜』

☞ YouTubeで検索 or 各メジャー音楽サイト


挿絵(By みてみん)

https://linkco.re/g60UYV0b


泥に沈む退屈な箱庭で

偉大すぎる影に、息を止めていた

微熱を帯びた僕の前に降り立ったのは

顔を半分なくした、美しい死神


伽羅(きゃら)の香りが 背伸びした心を急かす

冷たい指先がなぞる、僕の輪郭

白磁の肌に隠された 狂おしいほどの熱

「坊や」と呼ぶその声に、抗えないまま


まだ子供だなんて、もう言わせないよ

君が命懸けで守り抜いた、傷ひとつないその純潔

身分だとか、血筋だとか、そんな呪いは

僕が全部、引きちぎってあげるから


赫(あか)く爛れたその疵(きず)も

神様が創ったような、完璧なその胸も

全部、全部僕のものなのに

どうして最後の鍵を、開けてくれないの?

ねえ、才蔵

僕を「男」にしてくれるのは、君の絶望だけなんだ


木漏れ日の下 水面に揺れる蛍火

拒むように震える君の指が、たまらなく愛しい

「穢れ」だなんて泣かないで 顔を上げてよ

僕のこの渇きは、君の泥でしか潤せない


父の背中を追うのは、もうやめたんだ

歴史が燃え落ちる音を、一緒に聞こう

その顔が化け物だと、世界が嗤(わら)うなら

僕も一緒に、泥の底へ堕ちてあげる


赫(あか)く爛れたその疵(きず)も

誰にも触れさせなかった、完璧なその胸も

全部、全部僕のものだから

もう二度と、一人で震えたりしないで

ねえ、才蔵

僕の命を繋ぐのは、君の体温だけなんだ


護衛の鎖も、主従の壁も

炎がすべてを焼き尽くす日が来る

その時、君の奥底の扉をこじ開けるのは

他の誰でもない……絶対に、僕だ


赫(あか)く爛れたその疵(きず)も

僕のためだけに捧げられた、完璧なその胸も

全部、全部僕のものなのに

どうして最後の鍵を、開けてくれないの?

ねえ、才蔵

僕を「男」にしてくれるのは、君の絶望だけなんだ


だから今は、もう少しだけ……

この白磁の檻の中で、甘やかして

いつか必ず、その一番深い場所まで

僕の熱で、君を溶かすから……


……誰にも、渡さない。




*光闇居士(Twilight Master)が放つ、血と泥に塗れた極限のダーク・ヒストリカル・ロマンス『死ねない僕と、顔のない伴女』。

その息が詰まるほど濃密な世界観を、主人公「僕(真田大助)」とヒロイン「才蔵」の二つの視点から鮮烈に描き出したキャラクター・インスパイア・ソングがついに解禁。


愛か、狂気か。支配か、隷属か。

交わることのない「最後の一線」を挟んで見つめ合う二人の、美しくも歪な感情のコントラストを、超シネマティックな音像と共にあなたに届けます。


「ねえ、才蔵。僕を男にしてくれるのは、君の絶望だけなんだ」


偉大すぎる父の影に潰され、自分の存在意義を見失っていた少年の前に現れた、顔を半分失った美しき死神。彼女の「白磁の肉体」という甘い檻の中で、少年は己の無力さに絶望しながらも、次第に狂おしいほどの「雄(おす)」としての独占欲を覚醒させていく。

触れれば壊れてしまいそうな儚いボーイソプラノから始まり、やがて感情の堰を切ったようにドラマチックなストリングスへと雪崩れ込むエモーショナル・バラード。


なぜ彼女は、そのすべてを差し出しながらも「一番奥の扉」だけを開いてくれないのか?

少年の苛立ち、渇望、そして泥の底から彼女を我が物にしようとする、純粋ゆえに暴力的な愛の叫びが胸を締め付けます。


【光闇居士より】

二つの曲は、同じ夜の、同じ泥の中で交わされた「交わらない祈り」です。

彼の渇きと、彼女の献身。二人の間に横たわる残酷な境界線を、音楽という形で追体験してください。あなたはどちらの愛に、心臓を抉られますか?


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