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攻略知識が役に立たない世界でした〜悪役貴族に転生した俺は、変態体質と死亡グラフを無くしたい〜  作者: 洸夜 真琥
第二章 領地編

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第五十三話 再び王都へ

昨日領地を見てまわった後から、ずっと考えている事がある。

領地がある程度落ち着いた今、一度王都へ戻るかどうかだ。

…いや、心はもう決まっているのかもしれない。


リベルとも早く戻ると約束した…

きっとリベルの事だから、あの魔導書や遺跡の本も全部読み終わって、俺を待ってくれているんだろうな。


こちらに来てからも、いくつか面白そうな本を手に入れた。

そう言えば、遺跡の調査の許可も降りたんだったな。

後は日程を決めれば、いつでも行ける。


俺は、王都に行く為の理由をいくつか思い浮かべてから、クラウスを呼んだ。


「アルディス様、如何されましたか?」

「クラウス、俺は王都へ行こうと思う…」

「…かしこまりました」

「何も言わないのか?」

「そろそろ、その話が出ると思っておりました」

「そうか、薬は王都で主にばら撒かれていたし、魔導書や遺跡の方もリベルから聞かなければならないしな」

「冬になれば、雪で出発が出来ません。そうなる前に立たれた方が良いかと」

「そうだな、出発は四日後。準備は任せる」

「かしこまりました」


俺は三日間で、領地でしか出来ない仕事を済ませて、主な処に顔を出して回った。

途中で、子供達に会い、暫くまた王都へ行く事を告げると、残念そうにされて、早く戻ってくるようにと念を押された。


後はノアか、多分一緒に戻るだろうが、一応声をかけると、やはり一緒に王都へ行くと返事が来た。

ノアの事だから、置いて行っても、何かあればどんな事をしてでも来そうだな。



そうこうしているうちに、出発の日になった。

用意された馬車が玄関前につけられてる。側にはイーサンとエヴァンが馬を引いて立っていた。


「2人とも一緒に行くのか?」

「当たり前ですよ!俺達アルディス様の専属護衛なんですから」

「…ずっと、一緒です」

「そうだな、王都でもよろしく頼む」

「「はい」」

「後は、騎士団は今回領地に多めに残していく事にしてあったな、副団長に領地で指揮を取ってもらう。セラン、領地の守りをよろしく頼む」

「はい。お任せ下さい」

「では、出発しようか」


俺が馬車に乗り込むと、馬車は王都へ向けて走り出した。



馬車の中で、王都の現在の様子を改めてクラウスから説明してもらう。


「現在、王都ではオフシーズンに入っている為、夜会などは殆ど開かれておらず、薬の広まりは以前よりも緩やかなようです。ただ、王都に残っている貴族の中で、例の商人と接触しているようですね」

「これ以上薬が広まらないようにしたいが…何か手は…!そう言えば…あの夜会でノアールと名乗る仮面の男から招待状を貰っていたな…あれを使って向こうに潜入してみるのも良いかもしれない」

「潜入ですか…かなり危険が伴うのでは?」

「だが、敵を知る為の一番の近道だろう」

「確かにそうですが…」

「一度、招待状に書いてある主催者へ連絡を取ってみる。もちろん俺の名前は出さずに」

「わかりました。そろそろ隣国へ調査に行った者からも報告が来るでしょうから、その報告を先に聞いてから動いた方が良いかと」

「ああ、そうだな」


俺達は、王都でやる事の打ち合わせをしながら、数日を過ごした。




出発から五日後――

王都に着いた俺は、屋敷を見上げていた。

「たった数ヶ月領地にいただけだったのに、長く離れていたように感じるな」

「まずは旅の疲れを取るために、お部屋で休まれて下さい」


クラウスが、屋敷の玄関を開けると、見慣れていた顔が一斉に出迎えてくれた。


「「「アルディス様、お帰りなさませ」」」

「ああ、ただいま。またよろしく頼む」


旅の汚れを風呂で落とし、夕食を取ればやはり疲れていたのか、いつもより早めに眠くなる。

今日はもう寝るか…


翌朝。目が覚める直前に夢の中で誰かが、会いたがっているような気がした…

起きた時に、ほんの少しだけ違和感を感じたが、疲れていたから変な夢でも見たのだろうと、この時は思っていた…


今日は、王都に居る友人達に会いに行く予定だ。

ギル、リベル…元気だろうか。

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感想も頂ければ幸いです。

これからもどうぞ宜しくお願いします。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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