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攻略知識が役に立たない世界でした〜悪役貴族に転生した俺は、変態体質と死亡グラフを無くしたい〜  作者: 洸夜 真琥
第二章 領地編

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第四十九話 収穫祭と双子の騎士

俺達兄弟は、アルディス様の専属護衛になってからは、いつもアルディス様が外出される時は、必ず護衛としてそばに控えている。だが、今日はアルディス様から、せっかくの収穫祭なのだから一日くらい楽しんでこいと言われて、休みを貰った。


「エヴァン、今から祭りに行くけど、どうする」

「行く」


「今年は本当に、賑わってんな!去年までとは全然違うよな」

「アルディス様のおかげ」

「まあな、結構準備のための資金を出してくれたって言ってたもんな…ってお前もうなんか食ってんのかよ!?」

「モグ…?モグ…イーサンは食べないの?」

「いや、食うけど」


俺たちは暫らく屋台の食事を楽しんでいると、向こうから同僚の騎士が声をかけてきた。


「お!オーラント兄弟じゃんか!」

「お前ら、今日は非番か?最近はいつもアルディス様に付いてて、話すひまなかったしさ、あっちで俺たちと飲もうぜ!」

「良いぞ」

「…」


エヴァンが頷いたのを見て、仲間について行くとすでに非番の騎士たちがワイワイと酒や料理を楽しんでいた。


「イーサンとエヴァンを連れて来たぞー」

「お!専属騎士の登場か!」

「エリィちゃーん!こっちビール2つ追加~!」

「は~い!ちょっと待っててね~!」


居酒屋の中も普段より賑わっていて、看板娘のリリィちゃんは大忙しのようだ。あっちこっちから注文と同時に、デートの誘いも一緒にとんでくるが、流石慣れたもので、上手いこと躱して新たな注文をさせてる。あいつら、店を出るころには財布の中は空っぽじゃないのか…。

そんなことを考えていると、俺の前にもジョッキに入ったビールが運ばれてきた。


「よし!オーラント兄弟の専属護衛就任祝いだ!かんぱ~い!」

「「「かんぱ~い!」」」

「お前ら結局飲むための口実だろ…」

「まあまあ、で実際どうなんだよ、領主様」

「去年まで全然こっちに帰ってこなかったし、噂じゃ冷酷とか色々言われてただろ」

「婚約者にすっげー冷たいとか言われてたよな」

「婚約者いるだけで、贅沢だぜ!俺なんか…ずっと」

「はいはい、お前の話は聞いてねえよ」


「アルディス様、良い人」

「俺も最初は噂通りの人かと思ってたけどな、あの魔の森の討伐までは」

「あー、お前らあの討伐に参加したんだったな」

「それ俺もいた!アルディス様って強いんだよな!マジでビックリしたぜ!」

「討伐に付いて来るって聞いたときは、お守りはごめんだって思ってたらさ~、剣も魔法も俺達よりすげぇの」


「ああ、専属護衛に立候補したのも、そこで、俺達二人助けて貰ったのが切っ掛けだ」

「アルディス様、強い」

「ああ、一緒にいて噂と全然違うって今は分かったしな」


「確かに、あの広場での料理とか、今回の祭りも予算だいぶ出してくれたらしいな」

「あとさ、あのセシリア様!見たか?めっちゃ綺麗で可愛いくてさ~!」

「見た見た!アルディス様の事好きです~!ってすんげー分かりやすいの!」

「アルディス様も、かなり大事にしてるよな…」

「はぁ……俺も彼女欲しい」

「「「それな」」」

「なんで野郎と収穫祭で飲んでなきゃいけないんだよ!」

「こっちのセリフだ!」


またギャアギャア騒ぎ始めたら奴らを横目にちらりとエヴァンを見るとテーブルの上には空の皿が山積みになっていた。

…見なかったことにしよう。

俺はエヴァンを引っ張って、酒の代金を払うとそっと店を出た。


腹ごなしに歩いていると、向こうの方にアルディス様とセシリア様が歩いているのが見えた、はたから見ていてただのイチャイチャカップルにしか見えない。今日の護衛担当者が砂糖を吐きそうな顔をして見守っている。


街を歩いていると、たまにアルディス様の噂が聞こえてくる。少し前まではあまり良くない噂もここ最近は、良い方へ変わってきているようだ。

俺たちの自慢の領主様が、早く皆に認めてもらえるようになればいい…。



その後も収穫祭を楽しんだ俺達、途中エヴァンが大食い大会に出て優勝してみたり、実はセシリア様も出ようとされたが、流石に周りが止めていた。子供たちに囲まれて、いつの間にか奢らされていた、結局、帰るころには、俺の財布の中身も寂しくなっていた…。

だが、収穫祭をしっかり楽しむことが出来た1日だった。


よろしければ是非、ブックマーク、評価をお願いいたします!


他にも、短編なども書いておりますので、ちらも読んで頂ければ幸いです♪


感想も頂ければ幸いです。

これからもどうぞ宜しくお願いします。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです!

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